3連敗の試合全てで37得点以上、2桁リバウンド、2桁アシストと大暴れ
マーベリックスは現地5日、ペイサーズに120-137で敗れた。セルティックス、セブンティシクサーズ、ペイサーズと東カンファレンス上位陣との対戦が続いたとはいえ、ここ6試合で3連敗を含む5敗とチームは失速している。
この負のスパイラルが始まる前、マーベリックスは7連勝と勢いに乗っていた。不振の要因はディフェンスで、ここ6試合全てで120失点以上を喫している。逆に7連勝中は、最も多くて113失点で5試合が110失点以下だった。
マーベリックスの大黒柱ルカ・ドンチッチはペイサーズ戦で39得点11アシスト10リバウンドといつも通りのハイパフォーマンスを見せた。3連敗の試合全てで37得点以上、2桁リバウンド、2桁アシストと大暴れしているが、当然のようにそこに満足感はない。
「(個人の成績は)全く気にしてない。僕はただ試合に勝ちたい。それだけだよ」
こうドンチッチは語ると、守備のテコ入れが不可欠と続ける。「ディフェンス面で、僕たちはもっとよくならないといけない。守備が良ければプレーがより簡単になり、勝つのが容易になる。(ディフェンスの調子が良いと)オープンコートでトランジションが出るようになり、そういう時は楽しんでプレーできる」
マーベリックスは34勝28敗と白星が先行しているが、プレーイン・トーナメント圏内から抜け出せない。ドンチッチ、カイリー・アービングと2枚看板を有しているが、彼らに続くサポート役については積極的なトレードを行なっているが中々、フィットしない。そしてシーズン序盤からディフェンスの問題は変わらない状況であり、孤軍奮闘しているドンチッチが首脳陣に苛立ちを感じても致し方ない状況だ。
しかし、ドンチッチはあくまで矛先を自分たちに向け、スタッフたちへの敬意、信頼を改めて語る。「コーチたちは毎日、ハードワークをしている。多くのコーチがフィルムを見るなど、いろいろとやってくれている。僕たちが、良いプレーをするだけだと思う。特にディフェンス面でね」
昨シーズンのマーベリックスは、レギュラーシーズン終盤に失速し、最終的にはプレーインへの出場すら逃すカンファレンス11位で終わった。この二の舞を避けるためにも今は大切な踏ん張りどころだ。「個人の出来は関係ない。コートに立っている5人でのプレーがよくなっていく必要がある。僕たちはチームディフェンスをしないといけない」とドンチッチも強調する守備の向上が欠かせない。