「彼に追いつこうとしているけど、まだ彼のほうが上だよ」

サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダーは、昨シーズンに1試合平均31.4得点、5.5アシスト、4.8リバウンドと大活躍しオールNBAファーストチームに選出。名実ともにトップ選手の仲間入りを果たした。

さらにオフに行われたワールドカップ2023ではカナダ代表のエースとして平均24.5得点、6.4アシスト、6.4リバウンドと攻守でチームを牽引。3位決定戦でアメリカ代表を撃破し、銅メダル獲得へと母国を導いた。

そして迎えた今シーズン、アレクサンダーはここまで53試合出場で平均31.1得点、6.5アシスト、5.5リバウンドを記録。キャリアベスト(54.6%)のフィールドゴール成功率に加え、現在リーグトップの平均2.2スティールを挙げるなど昨シーズン以上のハイパフォーマンスを見せ、サンダーをウェスタンカンファレンス2位へと押し上げている。

まだ25歳と伸び代十分なアレクサンダーに対して、元NBA選手のステファン・マーブリーは「カナダ史上最高の選手」と称えている。オールスター中の取材対応でこの件について聞かれたアレクサンダーは、「光栄なことだけど、スティーブが僕の前にいる」と、スティーブ・ナッシュの名前を挙げた。

1996年から2014年までプレーしたナッシュは、サンズ時代の2005年、06年と2年連続でレギュラーシーズンMVPを受賞。アシスト王のタイトルを5度獲得するなど、NBAの歴史に残る名ポイントガードの1人だ。

このナッシュの実績と比べると、アレクサンダーは今の自分は見劣りしていると考える。「彼に追いつこうとしているけど、まだ彼のほうが上だよ。他の人が何と言おうと、(ナッシュと比較されるのは)褒め言葉だ。率直に言って彼は本当に素晴らしい選手で、試合のことを熟知している」

2度のMVPを獲得したナッシュのタイトルに追いつくのは並大抵のことではない。ただ、ナッシュは何度もプレーオフに出場しながら、一度もNBAファイナルでプレーしたことはなかった。アレクサンダーが大黒柱としてサンダーをファイナル出場からのNBA王座へと導いた時、名実ともにナッシュ越えを果たしカナダ史上最高の選手と呼ばれるはずだ。