クリスタプス・ポルジンギス

写真=Getty Images

マブス期待の新デュオは来シーズンから始動

ニックスからマーベリックスにトレードされたクリスタプス・ポルジンギスは、NBA1年目にしてリーグの最年少記録を次々と更新するルカ・ドンチッチとのプレーを心待ちにしている。

1年前に左ひざ前十字靭帯断裂の重傷を負ったポルジンギスは、現在もリハビリを続けている。マブスは大事を取って今シーズン中に復帰させない方針を固めたため、ドンチッチとのプレーが見られるのは来シーズンから。それでもポルジンギスは、「ルカやチームメートとプレーする姿を考えると興奮する」と、マブス公式サイトに語った。

「チームと一緒に行動できず、コートで何もできないことが、ここまで辛いと思わなかった」とも話したポルジンギスだが、彼は今やるべきことに集中している。その上で、マブスでの優勝を目標に掲げている。

「目標は優勝しかない。もちろん飛躍しすぎるのは良くないけれど、優勝が目標なんだ。まずは、プレーオフに進出すること。そして一つずつ学んで、優勝したい」

マブスにはNBAでの21シーズン目を迎えた大ベテランにして、マブスのフランチャイズプレーヤーでもあるダーク・ノビツキーもいる。これまでもノビツキーと比較されることが多かったポルジンギスだけに、このコンビのプレーを見たいと願うファンも多いが、これが実現するかはノビツキー次第。先日オーナーのマーク・キューバンが示唆したように、彼は今シーズン限りで現役を終える可能性が高いと見られている。欧州出身のインターナショナルプレーヤーで、7フッター(213cm)を超えるシューターという点で似ている大先輩との比較について聞かれると、ポルジンギスは「彼のレベルに到達するには、まだまだ先は長い」と語った。

「似ている部分もあれば、プレースタイルの部分で異なるところも多い。それでも彼から学べるのは大きいね。彼がキャリアを通してモノにしてきた技術を教えてもらえるなら大きいよ」

今シーズン終了後にノビツキーが引退を決断したとしても、マブスとの関係が切れることはなくポルジンギスから頼まれれば助言を送るはずだ。どういう形になったとしても、『ユーロスター』が揃ったマブスは、非常に楽しみな存在だ。