「ウェスタンで1位の座を維持し、ホームコートを守ることが何よりも重要なんだ」
現地22日、ティンバーウルブズはホームでホーネッツと対戦。カール・アンソニー・タウンズがチーム新記録の62得点を挙げたが、第4クォーターの急ブレーキにより125-128とリーグ下位に低迷する相手に痛恨の逆転負けを喫した。
ウルブズはタウンズが前半だけで44得点と圧巻のパフォーマンスを見せると、第3クォーターを終えて15点リードと試合を優位に進める。しかし、第4クォーターに入ると、タウンズもフィールドゴール10本中2本成功と失速し、チームも22本中6本成功とシュートが全く入らず。逆に4選手が6得点以上とバランスよく攻めるホーネッツのオフェンスを食い止めることができなかった。
その結果、徐々に点差を詰められ残り3分55秒に119-120とひっくり返されると、残り2分で5点のビハインドを背負った。ここからウルブズも粘りを見せ、残り38秒で1点差に詰め寄る。残り12秒からのオフェンスではタウンズが逆転を狙ってドライブを仕掛けるもブロックを食らい万事休す。第4クォーターを18-36とされる悔しい敗戦となった。
62得点は素晴らしい記録だが、当然のようにタウンズは「このような負けを喫した夜を過ごすのは気分が良いものではないし、歴史的なことでもない」と喜びはない。
現在、ウルブズは西カンファレンスで首位に立っている。だからこそ、タウンズはリーグ下位チームを相手に、勝てる試合を落としたことへの反省を続ける。
「僕たちは西でNo.1であり、NBAで屈指のチームだ。『素晴らしい夜だったけど、望んだような終わり方ではなかった』で済ますことはできない。勝つ方法を探さないといけない。全ては勝利であり、西で1位の座を維持し、ホームコートを守ることが何よりも重要なんだ」
ちなみにクリス・フィンチヘッドコーチは「ディフェンス面で酷いパフォーマンスをして、試合を通して未熟なバスケットボールだった」と総括している。詰めの甘さでタウンズの快挙達成をほろ苦いものとしたウルブズが、この教訓をしっかり糧にできるのか。 西カンファレンス上位の座をキープするため、精神面での成長がチームに求められる。