オールスタードラフト2019

写真=Getty Images

チーム編成後にまさかのトレード

2月7日、NBAオールスターゲーム2019でチームキャプテンを務めるレブロン・ジェームズ(レイカーズ)とヤニス・アデトクンボ(バックス)による、オールスタードラフトが実施された。

NBAオールスター2019ドラフトでは、スターター8選手(ジェームズとアデトクンボを除く)、ヘッドコーチの投票で選出されたリザーブ14選手、そして特別枠として設けられたNBAオールスターゲーム・スペシャルロスター・アディションズのドウェイン・ウェイド(ヒート)とダーク・ノビツキー(マーベリックス)を1巡目、2巡目、3巡目で指名するルールが採用された。

ファン投票で最多票を獲得したレブロンに1巡目の1位指名権が与えられ、1位指名でケビン・デュラント(ウォリアーズ)を指名。続いてアデトクンボは2位で昨年キャプテンを務めたステフィン・カリー(ウォリアーズ)を選択。その後レブロンは3位でカイリー・アービング(セルティックス)、5位でカワイ・レナード(ラプターズ)、7位でジェームズ・ハーデン(ロケッツ)を自チームのスターターに選ぶと、アデトクンボは4位でジョエル・エンビード(セブンティシクサーズ)、6位でポール・ジョージ(サンダー)、8位でケンバ・ウォーカー(ホーネッツ)を指名した。

リザーブから指名する2巡目は、アデトクンボが先に選手を指名する形で行われ、チームメートのクリス・ミドルトンを真っ先に指名。続いて11位でニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)、13位でベン・シモンズ(シクサーズ)、15位でブレイク・グリフィン(ピストンズ)、17位でディアンジェロ・ラッセル(ネッツ)、19位でニコラ・ブーチェビッチ(マジック)、21位でカイル・ラウリー(ラプターズ)の名前を口にした。片やレブロンは10位でアンソニー・デイビス(ペリカンズ)、12位でクレイ・トンプソン(ウォリアーズ)という、レイカーズにとって『タイムリー』な2人を続けて選ぶと、14位でデイミアン・リラード(トレイルブレイザーズ)、16位でラッセル・ウェストブルック(サンダー)、18位でラマーカス・オルドリッジ(スパーズ)、20位でカール・アンソニー・タウンズ(ティンバーウルブズ)、最後の22位でブラッドリー・ビール(ウィザーズ)を指名した。

そして3巡目では、予想通りレブロンがウェイドを指名。「みんなは自分が誰を指名するか分かっていると思う。3巡目では、ダーク・・・いやいや冗談(笑)」というジョークをかまして笑いを取ることも忘れなかった。レブロンが盟友ウェイドをチームに加え、アデトクンボがインターナショナルプレーヤーの大先輩ノビツキーを指名し、ドラフトは終了した。

しかし、CMの間キャプテン同士が話し合い、オールスタードラフト中にトレードが成立することに。チーム・レブロンからはウェストブルックがチーム・ヤニスにトレードされ、レブロンは代わりにシモンズを獲得した。これにより、アデトクンボが希望した『犬猿の仲』のエンビードとウェストブルックの共闘が実現することに。こうしたハプニングも、今年からドラフトがテレビ中継された恩恵だろう。

[チーム・レブロン]
スターター
レブロン・ジェームズ(レイカーズ)
ケビン・デュラント(ウォリアーズ)
ジェームズ・ハーデン(ロケッツ)
カイリー・アービング(セルティックス)
カワイ・レナード(ラプターズ)

リザーブ
ラマーカス・オルドリッジ(スパーズ)
ブラッドリー・ビール(ウィザーズ)
アンソニー・デイビス(ペリカンズ)
デイミアン・リラード(トレイルブレイザーズ)
ベン・シモンズ(セブンティシクサーズ)
クレイ・トンプソン(ウォリアーズ)
カール・アンソニー・タウンズ(ティンバーウルブズ)
ドウェイン・ウェイド(ヒート)

ヘッドコーチ:マイケル・マローン(ナゲッツ)

[チーム・ヤニス]
スターター
ヤニス・アデトクンボ(バックス)
ステフィン・カリー(ウォリアーズ)
ジョエル・エンビード(セブンティシクサーズ)
ポール・ジョージ(サンダー)
ケンバ・ウォーカー(ホーネッツ)

リザーブ
ブレイク・グリフィン(ピストンズ)
ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ)
カイル・ラウリー(ラプターズ)
クリス・ミドルトン(バックス)
ダーク・ノビツキー(マーベリックス)
ディアンジェロ・ラッセル(ネッツ)
ニコラ・ブーチェビッチ(マジック)
ラッセル・ウェストブルック(サンダー)

ヘッドコーチ:マイク・ブーデンホルザー(バックス)

NBAを代表する26人のスター選手による球宴は、2月17日にノースカロライナ州シャーロットのスペクトラム・センターで開催される。