現地5日のトレーニング中に右肩を亜脱臼
グリズリーズのジャ・モラントが、肩の負傷により今シーズン残り試合を全休する見通しとなった。
モラントは現地5日のトレーニング中に右肩を亜脱臼し、翌日のサンズ戦を欠場。その後、MRI検査を行った結果、手術が必要という診断を受けた。2024-25シーズンの開幕は、完治した状態で迎えられる模様だ。
24歳のモラントは、2019-20シーズンにプロ入りすると1年目から中心選手となり、プロ3年目には1試合平均27.4得点、6.7アシスト、5.7リバウンドを記録。リーグ屈指のスコアリングガードとして大活躍し、グリズリーズをカンファレンス準決勝へと導いた。
しかし公共の場で銃を保持している写真をSNSに投稿するなどコート外での問題行動を繰り返し、今シーズンは開幕から25試合の出場停止処分を課せられた。現地12月19日のペリカンズ戦で復帰したモラントはその後9試合出場で平均25.1得点、8.1アシスト、5.6リバウンドをマーク。この間、チームは6勝3敗の好成績を残していた。
現在、グリズリーズは13勝23敗とリーグ下位に低迷中。プレシーズンで膝に重傷を負いシーズン全休となっているスティーブン・アダムスに加え、モラントまで戦線離脱となると、今シーズンの巻き返しはかなり厳しくなってしまった。
今のグリズリーズのチーム編成はモラントは24歳、デズモンド・ベインが25歳、ジャレン・ジャクソンJr.は24歳と、コアメンバーが若手揃い。今シーズンの低迷によってチームを解体させることは非現実的だ。ただ、モラント離脱で上位進出が困難になったことで、これからのトレード期限締め切り前に向け、マーカス・スマートなど実績十分なベテランをドラフト指名権や若手と交換するロースター整備を行う可能性はより高くなっている。