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試合中に怒り爆発、ベンチを殴って骨折する不運

『ミスター・トリプル・ダブル』ことラッセル・ウェストブルックのワンマンチームと言われているサンダー。しかし、ウェストブルックがキャリアハイの10.2アシストを記録できているのは、チームメートがシュートを決めてくれるからこそ。

ウェストブルックのパスを生かしていた一人、エネス・キャンターが、右前腕骨折で長期離脱を強いられることになった。

1月25日のペリカンズ戦に出場したキャンターは、試合中に苛立ちベンチの椅子を殴りつけた。この直後から右腕を気にし始め、試合後に検査を受けた結果、骨折が確認された。

今シーズンは主にベンチからの得点源として重宝されているキャンターは、チーム3位の平均14.4得点を記録。『The Vertical』によれば最長で8週間の離脱と言われており、プレーオフ争いを続けるチームにとっては大きな痛手となる。

キャンターとともにサンダーのツインタワーを形成しているスティーブン・アダムズは、同選手が試合中に椅子を殴りつけるほど苛立った姿を初めて見たと『The Oklahoman』に話した。

不運なケガで長期離脱を余儀なくされたキャンター不在がどこまで影響するのか。この危機を乗り越えてプレーオフに勝ち進められるかどうか、ウェストブルックを中心とするサンダーのチーム力が試される。