トレードの噂の影響を認めるカイル・クーズマ「どうしたって目にしてしまう」

2019/02/07
NBA&海外
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カイル・クーズマ

写真=Getty Images

「レブロンがお前をトレードするぞ!」のチャント

トレードデッドラインの2月7日まで、あと1日。アンソニー・デイビスの獲得に関してペリカンズと交渉を続けていると見られるレイカーズでは、トレードに関する噂が肝心の試合に影響を及ぼしている。特に、若手コアと呼ばれる選手たちへの精神的な影響は大きい。

レイカーズは、2月5日に敵地で行われたペイサーズ戦に94-136で大敗。デイビスを獲得するため、交換要員に含まれていると報じられたカイル・クーズマ、ブランドン・イングラムらがフリースローラインに立った際、ペイサーズファンから「レブロンがお前をトレードするぞ!」というチャントを浴びせられた。

クーズマは「あらゆるところで噂が流れている。どうしたって目にしてしまう。電話だって、なんだってね。どうにかしてブロックして、パフォーマンスに影響が出ないようにしないといけない」と、精神的な影響について言及した。

「今の時代では難しい。電話を使うにも、何らかのテキスト情報は出てきてしまう時代だからね。でも、どういう話であっても、自分たち次第。チームの多くの選手にとって初めての経験だけれど、もっと良いプレーをしないといけない」

『ESPN』によれば、レイカーズはペリカンズにクーズマ、ロンゾ・ボール、イングラム、ジョシュ・ハート、イビツァ・ズバッツ、ドラフト1巡目指名権2枠という条件を提示したという。もしこの提示条件が事実で、ペリカンズが期限までにトレードに応じなかったら、若手コアの精神状態、そしてチームケミストリーにも影響は生じるだろう。

ラジョン・ロンドは、仮に何も成立しなかったとしても、以前と変わらず一致団結してやるのは難しいのでは、と言う。

「そんな単純な話だとは思わない。トレードデッドラインを過ぎた後、以前のような状態に戻るとは思えない。選手たちの耳にも入っていることだからね。今のような状況を初めて経験する若い選手だっている。彼らの気持ちは分からないけれど、彼らくらいの年齢の頃には、周りが『影響ない』と言ったとしても、精神的な部分で動揺してしまうことがある」

これが根も葉もない噂なら、球団が完全に否定すれば済む話だ。しかし、若手コアの大半をペリカンズに差し出してでも、デイビスを獲得するなら今しかないと、決意を固めたのだろう。ここまで詳細が報じられている以上、不成立に終われば逆にチーム崩壊の危険性も増す。レイカーズが、ハイリスク・ハイリターンの賭けに出た。