セルティックス、サンダー、マーベリックスが興味を持っているとの報道

現地18日、ピストンズはアウェーでホークスと対戦し124-130で惜敗し、24連敗目を喫した。

この日のピストンズは第1クォーターで2桁のビハインドを負う。自己最多の43得点に7アシストと奮闘したケイド・カニングハムを中心に崩れずにくらいついていった結果、第4クォーター残り7分半には6点差と迫って勝機を作り出すが、勝負どころでディフェンスが踏ん張れず。逆にホークスに、この試合31得点15アシストのトレイ・ヤングを軸としたオフェンスで決定力の違いを見せつけられた。

これで今シーズン2勝25敗となったことについて、カニングハムは「僕は勝ちたい。みんながそのためにプレーしている。僕たちは若いチームで、学んで成長していくために今回のような経験が必要だ」と振り返っている。

モンティ・ウィリアムズ新ヘッドコーチの下、今シーズンのピストンズは若手中心の再建モードで臨んでいるが、ここまでの負けっぷりは想定外であり、チームには閉塞感が漂っている。その影響か、2月のトレード期限締め切りを前に早くもロースターのテコ入れを行うかもしれない。

『The Athletic』のジェームズ・エドワーズ記者が、ピストンズが若手ビッグマンのアイザイア・スチュワートをトレードで放出する可能性があり、その場合はセルティックス、サンダー、マーベリックスらが候補になると報じている。この3チームは現在、イースタンカンファレンス首位のセルティックスを筆頭にリーグ上位に位置し、インサイドの駒不足が課題となっている。

今シーズンNBA4年目で22歳のスチュワートは、ここまで25試合出場で平均30.3分とプレータイムはキャリア最多を更新したものの、平均10.2得点と6.8リバウンドは共に昨シーズンの平均11.3得点、8.1リバウンドより落ちている。首脳陣の期待通りの成長を見せられていないが、上位チームにとっては控えのビッグマンとして計算できる若手と評価されている。

このトレード成立の障壁となりそうなのが年俸。スチュワートは今シーズン開幕前にルーキー契約の延長に合意。彼の年俸は来年、今シーズンの526万ドル(約7億5,500万円)から4年総額6,400万ドル(約91億8,200万円)と一気に上がる。今のスチュワートのパフォーマンスとこの年俸を上位チームがどのように判断するのか興味深い。