宇都宮ブレックス

残り6分まで競るも、突如崩れた横浜BC

横浜ビー・コルセアーズvs宇都宮ブレックスの第2戦はともにアウトサイドシュートになかなか当たりが来ず、ディフェンスがオフェンスを上回る展開となったことでロースコアな立ち上がりに。前半終了間際に河村勇輝が3本のフリースローを沈め、ホームの横浜BCが34-31とわずかにリードした。

序盤に互いに3ポイントシュートを決め合うなど、後半は得点ペースが上がる。前半で5得点に留まった比江島慎が持ち味のドライブから得点を量産すれば、横浜BCも河村が長距離砲に華麗なアシストと一歩も引かない。しかし、D.J・ニュービルがドライブにディープスリー成功と、このクォーターだけで12得点の荒稼ぎを見せ、オフェンスの火力で上回った宇都宮が55-49と逆転して最終クォーターを迎えた。

その後、宇都宮が2、3ポゼッション差でリードする時間が続いたが、森井健太のキックアウトから松崎裕樹がコーナースリーを沈め、さらにジェロード・ユトフがトランジションスリーを成功と、単発に終わっていたオフェンスが繋がったことで背中を捉えた。

しかし、ここでニュービルが立ちはだかる。自身のオフェンスリバウンドからセカンドチャンスポイントを決めると、直後にステップバックスリーを成功。さらに味方のオフェンスリバウンドから3ポイントシュートを沈めて、この試合初の2桁リードを奪った。その後、フィフティフィフティのボールをマイボールにした場面でニュービルが再び3ポイントシュートを射抜くなど、要所のオフェンスの精度が光った。一方の横浜BCは焦りからかシュートが嫌われ続け、ラスト6分21秒間を無得点で終えた。

こうして最終クォーターを21-8で上回った宇都宮が76-57で勝利し、同一カード連勝を達成した。