レブロン・ジェームズ

44点差の大敗も影響したか、新たな金字塔に「僕にとって大きな意味はない」

レイカーズのレブロン・ジェームズは、現地27日のセブンティシクサーズ戦で30分出場。この結果、キャリア通算のプレータイムが66,319分となり、カリーム・アブドゥル・ジャバーの66,297分を抜いて同部門でNBA歴代1位となった。

レブロンにとっては輝かしいキャリアにさらなる金字塔が加わった記念日となったが、試合は第1クォーターで19-32と出遅れ、最後まで良いところなく94-138で大敗を喫した。44点差の敗北は、レブロンにとってキャリアワースト。この屈辱もあってか、レブロンは通算プレータイム歴代1位について「僕にとって大きな意味はない」と語ったのみだった。

この敗戦でレイカーズは10勝8敗。特にアウェーで3️勝6敗と苦しんでいる。今のチームはセカンドユニットの貴重な得点源である八村塁を筆頭にゲイブ・ビンセント、ジャレッド・バンダービルト、キャメロン・レディッシュと故障者が多いが、レブロンはこれ以外にも問題点があると考えており、「同じことを繰り返さないために何かを変える必要があるかと言われれば、たくさんあるよ」と見ている。

そしてレブロンと共にレイカーズの大黒柱であるアンソニー・デイビスは、「僕たちは一つになれていなかったと感じる。多くのクイックショット、ワンパスでのシュート、ノーパスでのシュートが多かった」と敗因について言及する。

「シクサーズは多くのシュートを決めた。そして15点、20点、25点と点差が開いた時、僕たち全員がそこで粘ってくらいつくのではなく、チームをカムバックへと導くヒーローになろうとしてしまった」

勝ったシクサーズは、ジョエル・エンビードが30得点11リバウンド11アシストのトリプル・ダブルを達成した。「僕が最も好きなチーム」とレイカーズについて語るエンビードは、コービー・ブライアントを通してバスケットボールを学んだと続ける。「彼らと対戦する時は、常に勝ちたいと思う。ただ、他のチームに対しても毎晩、同じ気持ちでプレーしているよ」

今日の快勝でシクサーズは12勝5️敗。キャバリアーズとティンバーウルブズ相手に連敗を喫した後、サンダー、レイカーズと難敵相手に連勝としっかり持ち直している。