同点に追いつかれるも、ブッカーの劇的弾でサンズが7連勝

サンズが敵地に乗り込みニックスと対戦。ケビン・デュラントが足の痛みのため2試合連続で欠場したが、4試合連続で欠場中の渡邊雄太が復帰を果たした。

サンズはデビン・ブッカーのゲームメークが冴え、エリック・ゴードンが3本連続で3ポイントシュートを沈めるなど先手を取り、第1クォーターを34-22で終えた。そして、第2クォーター頭から渡邊がコートに。エマニュエル・クイックリーのアタックに反応できずシュートファウルを犯してしまったが、開始約3分にはトップからノーマークの3ポイントシュートを確実に沈める。さらに7点差に迫られタイムアウトを取った直後には、自身がシュートを打つコールプレーを選択され、オフボールムーブからフリーになり、再び3ポイントシュートを射抜いた。

その後、ジェイレン・ブランソンに前半だけで20得点6アシストを許したが、ゴードンが6本中4本の3ポイントシュートを沈めて17得点を挙げ、ブッカーも8得点7アシストと試合を組み立て、64-56とリードを維持して第2クォーターを終えた。

後半に入ると、ホームのニックスが反撃を開始。ブランソンとジュリアス・ランドルを中心にオフェンスを展開しジワジワと点差を詰めると、残り2分30秒にランドルのドライブが決まり、この試合初のリードを奪った。それでもサンズはここで崩れず、ジョーダン・グッドウィンの3ポイントシュートで締め、95-92で最終クォーターを迎えた。

渡邊は第3クォーター終盤からコートインし、第4クォーターをまたいで出場。2本の3ポイントシュートを決め切れずにいたが、ドライブからRJ・バレットのシュートファウルを誘発し、フリースローを1本成功させた。その後、2点をリードした開始約5分にブッカーと交代した。

試合は1、2ポゼッション差で推移する接戦となり、残り21秒にブランソンがミドルシュートを沈めたニックスが土壇場で同点に追いついた。それでも、サンズは渡邊を投入してフロアを広げると、ブッカーが残り1秒に3ポイントシュートを射抜き、116-113の激闘に終止符を打った。

サンズはブッカーが28得点11アシストのダブル・ダブルを記録し、6本の3ポイントシュートを沈めたゴードンが25得点で続いた。渡邊は15分のプレータイムで、4本中2本の3ポイントシュート、2本中1本のフリースローをそれぞれ成功させて7得点を記録した。