個人の判断で契約書を改ざんし、リーグに提出

滋賀レイクスは11月14日、コンプライアンス違反に該当する事案が判明したことを発表し、八幡幸助アシスタントコーチ兼通訳との契約を解除した。滋賀は現在進行中のBリーグによる調査の後に、何らかの処分を受ける予定となっている。

今回取り沙汰されているのは、選手契約に関する規定違反。八幡氏は2023年3月以前の選手契約において規定違反を認識しながら、クラブの定めた契約スケジュールを優先させるために、個人の判断で契約書を改ざんし、Bリーグに提出したことがリーグからの指摘で明らかとなった。

八幡氏との契約解除に伴い、根間洋一育成ダイレクターがトップチームアドバイザーに就任。ユースチームとバスケットボールアカデミーを統括しながら、トップチームの運営や個別の課題解決に関するアドバイジングを行っていく。また、多治美篤アシスタントコーチと近藤一穂アシスタントアスレティックトレーナーが通訳を兼任し、北山修子ストレングス&コンディショニングコーチが近藤氏のアスレティックトレーナー業務をサポートする。

今回の事案に対し、原毅人社長兼ゼネラルマネージャーは「日頃より熱く応援・ご支援いただいているパートナー各社様、ブースターの皆様、関係者の皆様のご期待と信頼を裏切る行為であると認識しております」と謝罪し、「プレーオフ開催をホームで迎え、目標を達成するためにも、立ち止まることなくチームビルディングと勝利を積み重ねてまいります。引き続き、力強い応援でチームを後押ししてくださいますようお願いを申し上げます」とコメントしている。

滋賀は現在B2リーグで8勝5敗の西地区2位に位置している。