渡邊雄太

献身的なプレーを見せ続けた渡邊、出場時のプラスマイナスは+13を記録

サンズがアウェーでピストンズと対戦。ケビン・デュラントがシーズンハイとなる41得点を挙げ、第3クォーター早々にリードを2桁に乗せると、その後もセーフティリードを保ち続けたサンズが120-106で勝利し、連敗を3で止めた。

序盤からエンジン全開のデュラントがいきなり13得点を記録し、グレイソン・アレンも7得点を挙げて先行したが、ケイド・カニングハムを中心としたオフェンスやセカンドユニットの活躍が目立ったピストンズを止められず28-27と拮抗する。

それでも第2クォーターに入ると、サンズが徐々にペースを握る。エリック・ゴードンが9連続得点を挙げてリードを拡大すると、残り7分45秒には速攻に走った渡邊雄太がファウルを受けながら3ポイントシュートを沈めた。ボーナススローも確実に沈める渡邊の4点プレーでリードを2桁に乗せた。

その後も渡邊は的確なスクリーンで味方のイージーシュートを演出し、オフボールムーブからゴール下で合わせるなど、チームオフェンスを活性化させた。一時、5点差まで詰められるも、デュラントの得点で突き放し前半を58-49で終えた。

後半に入っても献身的なプレーを続けた渡邊は、第3クォーター残り1分を切った場面でカウンターからドライブを仕掛け、身体が流れながらのシュートを沈めたが、トラベリングの判定を受けてしまう。それでも、積極性を失わない渡邊は最終クォーター開始1分半過ぎに、再びドライブからフローターに近い技ありシュートを沈めて6得点目を記録。その後もカニングハムのシュートをエアボールにし、素早いヘルプでゴール下のシュートを打たせないなど、特にディフェンス面での活躍が目立ち、リードを保つ原動力となった。

サンズはデュラントがゲームハイの41得点を挙げ、ゴードンが21得点、アレンが14得点を記録。また、ジョシュ・オコギーもベンチから10得点を挙げ、デビン・ブッカーの欠場を埋めた。渡邊は約20分のプレータイムでフィールドゴール4本中2本を成功させ、6得点1リバウンドを記録。出場時の得失点差を表すプラスマイナスはゴードンの+23に次ぐ+13を示した。