「僕にアタックをさせてくれるチームメイト、コーチ陣のおかげで快適だよ」

ネッツは現地30日、133-121とハイスコアリングゲームでホーネッツを制し、3試合目で今シーズン初勝利を挙げた。ネッツは第1クォーターで42-23と先制パンチに成功すると、そのまま主導権をキープして逃げ切った。

この試合、ネッツはニコラス・クラクストン、キャメロン・ジョンソンとインサイドの主力2人が欠場。それによって、スモールラインナップを多用せざるを得ない状況になったが、それがうまくはまった。エースのミケル・ブリッジズを筆頭に各選手が、ゴール下への積極的にドライブを繰り出し、ホーネッツの守備陣を攻略した。

中でもキャム・トーマスは、フリースロー14本中12本成功を含むゲームハイの33得点と素晴らしい活躍を見せた。現在22歳のトーマスはこの活躍により、シャキール・オニールに次ぐNBA史上2番目の若さで、開幕3試合連続30得点以上をマークした選手となった。

NBA3シーズン目のトーマスは、1年目は平均8.5得点と平凡な成績に終わっている。2年目の昨シーズンは2️月上旬に3試合連続40得点以上と爆発したが、これはケビン・デュラントを放出する大型トレードの影響で、試合に出場できる選手が少なかったため。ブリッジズなどが合流してメンバーが揃うと出番も減っていき、最終的には平均10.6得点に留まっている。

しかし今シーズン、トーマスは開幕から中心選手として大暴れしている。『New York Post』紙によると、トーマスは好調の要因としてチームのサポートを強調する。

「オフェンスの流れの中で気分よく自分のプレーができている。それもトランジションで僕を見つけてパスをくれるみんなのおかげだ。また、ハーフコートでは、僕が1対1を仕掛けたいマッチアップの時に、スペースを広げてやらせてくれる」

「僕にアタックをさせてくれるチームメイト、コーチ陣のおかげで快適だよ。3年目となり、相手のディフェンスが僕にどう対応してくるのかも慣れてきた。とにかく気分良くプレーできている、としか言いようがないね」

このままトーマスが今の勢いをキープし、平均20得点以上のスコアラーとして進化を遂げた時、ネッツはプレーオフ戦線にからんでいてもおかしくないチームになるだろう。