オールスターゲームを盛り上げた各コンテストは富樫、ギャビン、金丸が栄冠に輝く

2019/01/20
Bリーグ&国内
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Bリーグオールスター

文=鈴木健一郎 写真=野口岳彦

スキルズチャレンジとダンクは千葉の2人が優勝

Bリーグのオールスターゲームに先駆け、富山市総合体育館では3つのコンテストが行われた。

最初に行われたスキルズチャレンジは、ドリブル、パス、シュートを織り交ぜたコースのクリアタイムを競うもの。岸本隆一(琉球)が31.5秒、並里成(琉球)が42.2秒、ダバンテ・ガードナー(新潟)が40.8秒と来て、4番目に登場した篠山竜青(川崎)は「富樫の引き立て役にはならないわよ!」と言い放ち、岸本を上回る31.3秒のタイムを叩き出す。しかし、最後に登場した富樫勇樹(千葉)はスピードスターぶりを発揮。フリースローを落としたものの29.4秒にまとめて初優勝を決めた。

富樫は喜びをこう語る。「やったことがないので難しかったです。あの雰囲気の中でというのと、急にボールに触ってなので、ドリブルはいいんですけどパスとシュート、特にシュートの感覚はほぼない中でやったので。ぶっつけ本番でもう『入れ!』という感じでした。フリースローも1本外してしまったのですが、でも最後3ポイントシュートで1位になれたので良かったです」

続いてはダンクコンテスト。マーキース・カミングス(名古屋D)、藤髙宗一郎(大阪)との対決を制したのはギャビン・エドワーズ(千葉)だった。決勝でのギャビンのチャレンジ、ゴール裏の2階席にはチームメートの富樫の姿が。ゴール背後から富樫が投げ入れたパスを、ギャビンは空中でつかんでダンクを決めて優勝した。

「ゴール裏からボールを入れてダンクするのは実は勇樹のアイデアなんだ」とギャビンは明かす。「事前に練習するわけにもいかず、初めてやってみたけどうまく行った。これは普段から勇樹とコミュニケーションが取れているからこそ」と、ダンクコンテスト優勝にご満悦だった。

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3ポイントシュートコンテストは『3年目の正直』で金丸

最後の3ポイントシュートコンテストは多士済々。狩野祐介(滋賀)、城宝匡史(福岡)、田渡修人(三遠)、石井講祐(千葉)、ニック・ファジーカス(川崎)、金丸晃輔(三河)、岡田優介(京都)とBリーグが誇るシューター陣が挑むが、優勝ラインとされる20点を超えられない。前年王者の岡田は「途中で崩れちゃいました」と悔やむ16ポイント。富山での在籍が長く地元ファンの大きな声援を受けた城宝も「本番と同じ状態で一度やらせてもらったら全然違うと思うんですけど」と苦笑いの16ポイントに終わった。

結局、狩野と金丸が19ポイントで並び、決勝サドンデスへ。トップの位置から狩野が先に外したのに対し、金丸は左コーナーからの一投を沈めて優勝を決めた。

Bリーグ3年目にして初の3ポイントシュート王者となった金丸は、「一昨年、去年と取れていなかった分、特別にうれしいです」と笑顔を見せる。どの選手も練習の時間が満足に取れずに苦しんだが、金丸は「シュートはその日のコンディションなんで関係ない」と平然。ただ、「最後の方は腕に来るのでシュートが短くなる」と課題を語りつつも、他のどの参加者よりも3ポイントシュートでは自分が上だという自信は「当然あります。他の人に負けたくない気持ちもあるし、上だと思ってやっています」と、王者らしい貫禄のコメントを残すとともに「賞金は個人のボーナスなので自分で使っちゃおうと思います。(趣味の)釣り道具の新しいヤツを買います。30万あったらかなり買えますよ!」と、普段のリーグ戦では見ることができない緩んだ表情を見せた。