文=バスケット・カウント編集部

仙台89ERS
東地区4位 8勝21敗(直近6試合の成績:○●●●●○)

アルバルク東京
東地区1位 22勝5敗(直近6試合の成績:○○●○○○)

ロースコアゲームに持ち込めるかが勝負を分ける

2017年最初のホームゲームでエリート集団A東京を迎える仙台。ここまで3度のリーグでの対戦はいずれも大敗を喫している。だが直近に行われたオールジャパン準々決勝では終盤に反撃し、接戦を演じた。それでも4試合で平均92.5失点の守備を改善しないことには、A東京の牙城は崩せない。終盤に追い上げるのではなく、序盤から食らい付いて相手のリズムを崩すことが求められる。まずはオフェンスのキーマンであるディアンテ・ギャレットに自由を与えず、ハイテンポなA東京のバスケをやらせずロースコアゲームに持ち込むことだ。

1月17日(火)19時10分試合開始@カメイアリーナ仙台


栃木ブレックス
東地区2位 21勝6敗(直近6試合の成績:○○○●○○)

千葉ジェッツ
東地区3位 19勝10敗(直近6試合の成績:○○●○●●

千葉の「ネクストレベルのディフェンス」をどう攻略するか

『オールジャパン2017』準々決勝で対戦した両者。栃木は千葉にすべてのクォーターで上回られた。アシストやリバウンドの数もリーグでの平均に届かず、1試合平均80得点を超えるチームが62点に抑え込まれる完敗だった。「この負けをどう次に繋げるか」という田臥勇太が言葉を残してから10日後に訪れたリベンジの機会、同じ相手に連敗は許されない。ディフェンスからリズムを作る千葉を乗せないためには、その堅守を打ち破ってしまうことだ。まずその前に、リバウンドを少なくともイージーには取らせない、前からの激しいプレスなど、千葉の走力を発揮させないことが前提条件となる。

1月18日(水)19時00分試合開始@栃木県立県南体育館


秋田ノーザンハピネッツ
東地区6位 7勝22敗(直近6試合の成績:●●●○●●)

レバンガ北海道
東地区5位 7勝22敗(直近5試合の成績:●●○●●●)

bjファイナルズMVP、ラベネルを獲得した秋田が浮上を狙う

同率で東地区下位に沈む秋田と北海道。交流戦の合間の直接対決を制して頭一つ抜け出したいところだ。もっとも、ホームの秋田は北海道に対し3連敗と相性の悪さを露呈している。さらにはこの3試合平均で2桁得点を挙げた唯一の選手であるケビン・パルマーとの契約を解除。得点力を犠牲にしても、インサイドの力強さを求めて新たに獲得したのがイバン・ラベネルだ。ラベネルは昨シーズンのbjリーグで、琉球ゴールデンキングスの一員として活躍し、ファイナルズではMVPを受賞した。すでにチームに合流しており、この試合から出場の予定。田口成浩と安藤誓哉のバックコートコンビが得点源でもあり、インサイドが物足りなかった秋田の弱点を「走れるビッグマン」であるラベネルが解消できるか。秋田の今後を占う一戦となる。

1月18日(水)19時00分試合開始@CNAアリーナ★あきた