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現役選手で最多となる13試合の50得点超え
ロケッツのジェームズ・ハーデンが止まらない。
シーズンハイとなる57得点を記録した1月14日のグリズリーズ戦に続いて、1月16日のネッツ戦でも58得点を記録してシーズンハイを更新。チームは延長戦の末に142-145で敗れたが、ハーデンは57年ぶりに2試合続けて55得点超えを果たした。最後に2試合続けて55得点超えを記録したのはウィルト・チェンバレンで、1962年12月11日と14日の試合で達成した。
またハーデンは、現役選手の中では最多となる13試合で50得点超えを記録。直近20試合での平均得点は41.2得点と、個人スタッツでは群を抜いている。だが、大事なのはチームの勝利だ。ハーデンは試合終了後ロッカールームに戻る通路で、テレビカメラを手で押しのけ、「くそ!」と吐き捨てた。
ハーデンの孤軍奮闘によりV字回復に成功したロケッツだが、クリス・ポールに続いて、先発センターのクリント・カペラも右手親指の負傷により4〜6週間戦列を離れることが分かった。いくらハーデンが超人的なパフォーマンスを続けても、勝利に繋がらなければ意味はない。西カンファレンスのプレーオフ争いでは、1つの敗戦が最終的な順位に影響を及ぼす。ハーデンがガス欠状態になる前に、ロケッツはチームとして勝つ方法を見出す必要がある。