ロスターの半数を入れ替えて挑む今シーズンは強固なディフェンスがカギに?

昨シーズンは序盤に8連勝を記録したものの、中盤に7連敗を喫するなど、なかなか波に乗り切れなかった愛媛オレンジバイキングス。26勝34敗でプレーオフを逃し、悔しいシーズンを送った。

この結果を受けてクラブは、今オフにロスターの約半数を入れ替えた。まず、2シーズンにわたって所属したインサイドプレーヤーのアンドリュー・フィッツジェラルドとライアン・クリーナーが退団し、ウイングプレーヤーのタッカー・ヘイモンド(ヴィアティン三重から移籍)が加入。日本人選手は奥田雄伍(金沢武士団から移籍)、本多青(昨シーズン福島ファイヤーボンズ特別指定選手)、金本一真(滋賀レイクスから移籍)といった若手選手を獲得し、伸び代のあるロスターとなった。指揮官にはこれまでB2でも実績を残している保田尭之ヘッドコーチがGM兼任として就任し、新たなスタートを感じさせるシーズンとなりそうだ。

昨シーズンは、強力なインサイド陣の2ポイントシュートを軸に、3ポイントシュートをうまく絡めるなどオフェンス面ではポジティブな要素が多かった。しかし、ディフェンスの成熟が進まず、上位進出のためには強固なディフェンスが不可欠となる。ヘイモンドをウイングで生かすために、本多や長谷川凌ら日本人インサイド選手の奮闘にも期待だ。

所属選手一覧

『FP(ファンタジーポイント)最多日本人選手』

※FP(ファンタジーポイント)は、選手の活躍度合を計る指標となるポイント。各選手が実際の試合で記録した成績に応じて算出される。

古野拓巳
昨シーズンは60試合中58試合で先発出場し、平均7.1アシストでB2アシスト王を獲得するなど大活躍のシーズンとなった。個人的な活躍にも期待だが、チームを勝たせるポイントガードとして存在感を示してほしい。熊本ヴォルターズ時代(2016-19シーズン)の指揮官、保田ヘッドコーチとの再びの共闘にも注目だ。

【注目選手】

奥田雄伍
昨シーズンはB3金沢で平均12.0得点、4.5リバウンド、4.2アシスト、2.2スティールと日本人トップクラスのスタッツを叩き出した。25得点オーバーを2回も記録したスコアリング能力が愛媛でも発揮することに期待だ。奥田が練習生として所属した熊本時代、同チームのエースガードを務めていた古野とのコンビネーションも非常に楽しみ。

ユージーン・フェルプス
昨シーズンはベンチスタートが多かったものの、出場時間27分26秒で平均18.3得点、12.1リバウンド、2.1アシスト、0.8ブロックとスタッツを量産した。今シーズンはフェルプス以外のインサイド選手が総替えとなったが、変わらずダブル・ダブル級の活躍をコンスタントにしてくれるに違いない。

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