指揮官カーも「花火大会のようだった」と絶賛
王者ウォリアーズが、ナゲッツを完膚なきまでに叩き、西カンファレンス首位に返り咲いた。
1月15日に敵地ペプシ・センターでナゲッツと対戦したウォリアーズは、なんと第1クォーターだけで51得点の大爆発。同クォーターでの得点でNBA記録と球団新記録を更新したウォリアーズは、その後も主導権を渡さずに142-111で完勝し、5連勝でカンファレンス首位に浮上した。
新記録を樹立した第1クォーターは、スーパーチームのオフェンスを担う先発3選手がコートを支配。ケビン・デュラントが3本の3ポイントシュートを含む17得点、クレイ・トンプソンが3本の3ポイントシュートを含む13得点、ステフィン・カリーが4本の3ポイントシュートを含む12得点でオフェンスを牽引した。カリーは「まさか51得点も取れるとは思っていなかった」と語ったが、首位のナゲッツを相手に積極的な姿勢で臨んだことがプラスに作用したと分析した。
「ナゲッツはこの会場で強いから、良い形で試合に入りたかった。(第1クォーターに)51得点も取れるとは思っていなかったけれど、シュートの生み出し方、自信を持ってやること、全員がシュートを打つということを意図してやっていたんだ。楽しかったよ。シュートが決まる時の僕たちに勝つのは難しい」
ヘッドコーチのスティーブ・カーも「美しいバスケットボールだった」と、チームのパフォーマンスを絶賛した。
「ボールの動かし方、シュートフェイク、意図を持ってのプレーが良かった。シンプルに戦術を実行しつつ、同時にアグレッシブにやれていた。我々はバランスを取ることを重視している。今日ほど良かった第1クォーターを思い出せない。花火大会のようだったね」
明日のペリカンズ戦を挟み、18日のクリッパーズ戦では、アキレス腱断裂からの復帰を目指してリハビリを続けてきたデマーカス・カズンズが、ついにラインナップに加わる。これ以上ない形でカズンズのウォリアーズデビューを迎えられそうな王者の戦いから、ますます目が離せない。