ラジョン・ロンド

写真=Getty Images

「どんなことだろうと、俺は誰にでも勝とうとする」

レイカーズの司令塔ラジョン・ロンドにとって、負傷欠場中に最も辛いのは、プレーできないことだ。

11月に右手の第3中手骨を骨折して手術を受けたロンドは、12月下旬に復帰。レブロン・ジェームズが鼠蹊部を痛めたウォリアーズとのクリスマスゲームでは、後半チームを引っ張って勝利に貢献したのだが、今度は右手薬指の靭帯を損傷してしまい、再びチームを離れることになった。

今シーズン2回目の手術を受けたロンドは、競争心の強い選手として知られている。そのため、術後から1週間後、まだシュート練習再開の許可が降りていなかったにもかかわらず、ホームでの練習後にチームメートがシュートで競い合う輪に入ろうとしたという。慌てて指揮官のルーク・ウォルトンが止めたから良かったものの、彼の旺盛な競争心を抑えるのは簡単なことではない。この気持ちを抑制するため、ロンドはゲームを活用しているという。

「コネクトフォー、UNO、スペード、ブーレなどをたくさんやるようにしているんだ。手を痛めないゲームをね。ケガを悪化させないことが大事だから」と、ロンドは『LA Times』に語った。

「どんなことだろうと、誰が相手だろうと、できるなら俺は誰にでも勝とうとするんだ。息子が相手でも、レブロンが相手でも、兄弟が相手でもね。ケガが悪化しなくて済むことで、競い合えることなら、誰とでも対戦するよ」

年が明けて、ようやくシュート練習再開の許可をもらったロンドは、まもなくチームの遠征にも帯同できる見込みだ。復帰まではもう少し時間がかかりそうだが、それまではゲームで対戦相手を打ち負かし、旺盛な競争心を少しでも満足させる必要がある。