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ニックスは無断欠場のローズに20万ドルの罰金処分

ニックスは、1月11日のセブンティシクサーズ戦をチームに無断で欠場したデリック・ローズに対し、なんと20万ドル(約2300万円)の罰金処分を科したと、『New York Post』が伝えた。

『New York Post』によれば、指揮官ジェフ・ホーナセックが「1試合の出場停止に相当する罰金額」と示唆したため、相場である年俸の110分の1に相当する金額として、20万ドルと推定されたという。ローズは無断で試合を放棄した理由について「一身上の都合」とだけ説明。シカゴの家族のもとに行く理由があったとも言われているが、4歳の息子と離ればなれに暮らす生活を続けるうちに精神的に不安定な状態に陥ったと報じられた。

ローズは今回の一件について「もう終わったこと」とだけコメント。それよりもローズが烈火の如く怒りを露にしたのは、一部メディアが伝えた「現役引退も検討した」という噂について。『New York Post』の取材に応じたローズは、「話す気にもならないようなデタラメ。誰がそんなことを実際にするのか理解できない。自分は、家族と一緒にいただけなのに」と語気を強めて答えた。

ローズが激怒する理由も分かるが、これも『ニューヨークでプレーする』ということ。根も葉もないあらぬ噂も含め、精神的にタフでなければやってはいけない。レギュラーシーズン開幕から繰り返し言われていることだが、コート上での結果で周囲を納得させる以外に、快適な環境を手に入れる方法はない。