ジェイレン・ブランソン「厳しい試合になるのは覚悟の上だ」
アメリカ代表は今日、ワールドカップの準決勝でドイツ代表と対戦する。アメリカは2次リーグで苦戦と黒星を喫したが、そこから立ち直って準々決勝でイタリアに快勝を収めた。チームの状態は上向きだが、ドイツは侮れない相手だ。
アメリカ代表は現地9月7日に取材に応じた。指揮官スティーブ・カーはドイツに「高いレベルでプレーしていて、継続性がありよくコーチングされている。今大会で最高のチームだろう」と強い警戒心を見せる。大会前の強化試合ではドイツに勝っているが、「直近の試合でいかに力強くアグレッシブだったかに注目すべきだ」と油断はない。
同時に、自分たちの力への自信もある。「特に選手たちに何かを言う必要はない」とカーは言う。「我々スタッフの役割は選手たちに進むべき道を示すことで、もう5週間半もやってきたことだ。ここに来て急に何か違うことを選手たちに言いはしないよ」
オースティン・リーブスもそれは理解している。「チームとしての成長を考えて、毎日より良くなろうと努力してきた。それには手応えを感じているよ」と語る。「素晴らしい選手やコーチと一緒に過ごすことで、それぞれの試合へのアプローチを学び、仕事に対する考え方ややり方の違いを知ることができる。一人ひとりから少しずつ学ぶことが、僕の力になっている」
ドイツのポイントガード、デニス・シュルーダーはレイカーズで一緒にプレーした間柄。シュルーダーについてリーブスは「彼のバスケの情熱はすごいし、ドイツ人であるという自分の出自に誇りを持っている。それが代表での彼の活躍に繋がっているんだろう。チームリーダーとして素晴らしい仕事をしている」と語る。
ジェイレン・ブランソンもシュルーダーへの警戒を怠らず「素晴らしい選手だし、自分の才能を最大限に発揮できているのが今だ」と語る。「でも僕たちも40分間、自分たちの持つエネルギーをすべて出すつもりだ。ここから先、すべてが厳しい試合になるのは覚悟の上だ。難しい局面を乗り越えていく。そうやって前に進んでいくしかない」
アメリカとドイツの一戦は、日本時間21時40分にティップオフとなる。