「あとは日々努力を惜しまず、目標を実現するために戦うだけだ」
ホーネッツは2015-16シーズンを最後にプレーオフから遠ざかっている。『チームの顔』だったケンバ・ウォーカーを放出したのが2019年オフで、その年にPJ・ワシントンを、翌2020年にラメロ・ボールをドラフトで獲得してチームの再建を進めてきた。
ワシントンはフリーエージェントとなり、去就が決まるまでに時間がかかったが、8月末になってホーネッツと3年最大4800万ドル(約65億円)の契約延長で合意。先日、彼がシャーロットに戻って来たタイミングで会見が行われ、ミッチ・カプチャックGMは交渉に時間はかかったが両者の関係は常に良好で、時間はかかったが問題はなかったことを強調した。
『Charlotte Observer』にワシントンは「少し時間がかかってしまったけど、僕としては平常心を保ち、自分のやるべきことに集中していた。それでも契約が決まってホッとしている。みんなに会いたかったから、クラブの練習施設に戻れて良かった」と語る。
「僕はプレーオフを経験していないから、何としてでも出てみたい。そして最終的にはプレーオフを制したいんだ。今のホーネッツには良いコーチ、良いフロント、良い選手が揃っている。あとは日々努力を惜しまず、目標を実現するために戦うだけだ」
彼が言うように、ホーネッツには勝ち始めるためのピースが揃ったように見える。ただ、勝った経験がないことは事実であり、ここから開幕に向けての評価もそうは上がらないだろう。それでもワシントンは、ただひたむきにチャレンジを続けていくつもりだ。
「自分たちがどれだけ良いチーム、良い選手になれるかは分かっているつもりだ。大事なのは毎日そうあるために行動し、一貫性を保つこと。それはまだ僕たちに欠けている部分だからね。まずはディフェンス、そこからオフェンスに繋げる。僕らはいつもオフェンスが良くてもディフェンスに課題を抱えていたから、いかに集中して試合に入れるかだと思う」
このところキングスやグリズリーズ、キャバリアーズが若手中心で結果を出している。ホーネッツもそれに続く存在となれるか。2023-24シーズンは大きな期待が持てそうだ。