ラッセル・ウェストブルック、『ミスター・トリプル・ダブル』としての矜持

2019/01/12
NBA&海外
5739

ラッセル・ウェストブルック

写真=Getty Images

「試合とチームにインパクトを与えられることをやっている」

1月10日にAT&Tセンターで行われたサンダー対スパーズの一戦では、ラマーカス・オルドリッジがキャリアハイとなる56得点を記録し、スパーズが球団記録となる試合開始から3ポイントシュートを14本連続で成功させ、グレッグ・ポポビッチ体制となってから最多となる154得点を記録するなど、多くの記録が生まれた。その中でも目を引いたのは、ラッセル・ウェストブルックのトリプル・ダブルに関する記録だろう。

ウェストブルックは、24得点13リバウンド24アシストを記録。キャリアハイのアシストを記録したウェストブルックは、NBA史上初となる24得点13リバウンド24アシスト以上でのトリプル・ダブルを達成。ウェストブルック以外に24得点10リバウンド24アシスト以上でトリプル・ダブルをやってのけた選手は、現役時代にピストンズで2度の優勝を経験したアイザイア・トーマスのみで、1985年2月7日に行われたブレッツ(現ウィザーズ)戦で25得点10リバウンド24アシストというスタッツを残した。

またウェストブルックは、マジック・ジョンソン、オスカー・ロバートソンに次いで史上3人目となる、20得点10リバウンド20アシスト以上でのトリプル・ダブルを複数回達成。スパーズ戦での24アシストは、2017年12月27日に当時ペリカンズに所属したラジョン・ロンドが記録した25アシスト以降最多で、サンダーが本拠地をオクラホマシティに移転後の球団最多となった。

ダブル・オーバータイムにまでもつれた試合には惜しくも147-154で敗れたものの、ウェストブルックは、「自分は(トリプル・ダブルに)誇りを持っている」とコメント。「試合とチームにインパクトを与えられることをやっている。そういう時に、あらゆる面で自分がベストと感じられる。そういうプレーを、自分は毎試合でやっているから」と、続けた。

残念ながらチームの勝利には貢献できなかったものの、パフォーマンス、コメントから、『ミスター・トリプル・ダブル』の矜持が感じられた一戦だった。