NBA

4月14日にレギュラーシーズン終了、4月20日にプレーオフ開始

NBAが2023-24シーズンのスケジュールを発表した。レギュラーシーズン開幕は現地10月24日、ナゲッツvsレイカーズとウォリアーズvsサンズの2試合となる。

ナゲッツvsレイカーズは、昨シーズンの西カンファレンスファイナルの顔合わせ。ニコラ・ヨキッチとジャマール・マレーを擁する優勝チームに、レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスのレイカーズが立ち向かう。日本のファンにとっては契約を延長してレイカーズ残留を決めた八村塁がどんな役割と起用法を与えられてプレーするのかも楽しみなオープニングゲームとなる。

ウォリアーズvsサンズはスター選手対決。ステフィン・カリーを軸に『王朝』を築いたウォリアーズと、デビン・ブッカーとケビン・デュラントのデュオにブラッドリー・ビールを加えたサンズとの対戦となる。

翌25日には12試合が組まれ、24チームがシーズン最初の試合を戦う。マーベリックスvsスパーズではルカ・ドンチッチとビクター・ウェンバニャマのヨーロッパ出身の次世代スター対決が見られそうだ。

スケジュールを組む点でNBAの30チームはすべて公平に扱われるが、チームの人気が反映されるのがクリスマスの対戦カードだ。現地12月25日に行われるクリスマスゲームでは、人気チーム同士の対戦が組まれる。今年はニックスvsバックス、ナゲッツvsウォリアーズ、レイカーズvsセルティックス、ヒートvsセブンティシクサーズ、サンズvsマーベリックスの5試合が予定されている。

クリスマスゲーム以上にチームの人気、注目度により大きな差が出るのは全国放送だ。10月25日のマブスvsスパーズは、ウェンバニャマのNBAデビュー戦ということで全国放送に選ばれた。同じ日にはペリカンズvsグリズリーズが行われるが、こちらは全国放送がない。豊作だった2019年NBAドラフトの1位指名選手であるザイオン・ウイリアムソンは出場するかどうかが怪しく、2位指名選手のジャ・モラントは銃にまつわるトラブルにより出場停止となる。モラントの25試合の出場停止中にグリズリーズの試合が全国放送されるのは1回だけで、順調に行けば復帰初戦となる12月19日のペリカンズ戦は全国放送が予定されている。

全国放送される試合数が最も多い──つまり最も注目されているチームは? 29試合のウォリアーズだ。以下、レイカーズが28試合、セルティックスが26試合、サンズが25試合、ナゲッツが22試合、ニックスが20試合と続く。全国放送されるのは『人気チームの試合』ではなく『人気チーム同士の試合』であり、裏を返せばほとんど全国放送されないチームが存在する。ホーネッツ、ピストンズ、ロケッツ、ペイサーズ、マジック、ブレイザーズ、ラプターズ、ウィザーズの8チームは、レギュラーシーズンを通して1試合しか全国放送がない。

NBAオールスターは2月16日から18日にかけて行われ、4月14日にレギュラーシーズンが終了。4月16日から19日のプレーイン・トーナメントを経て、4月20日からプレーオフが始まる。