ステフィン・カリー

体格に恵まれなかった幼少期、プロ向きではないと言われた大学時代

「NBA史上最高のシューター」と称されるウォリアーズのステフィン・カリー。いったいどれほどの努力を重ねれば、NBAを4度も制覇することができるのか? そんなレジェンドのキャリアを追ったドキュメンタリー映画『ステフィン・カリー:アンダーレイテッド』がApple TV+で配信中だ。

気鋭の映画制作・配給会社A24とApple TV+が手掛けたこのドキュメンタリー。カリーはいかにしてマイナス批評を跳ね除け、バスケットの常識を覆す存在へと至ったのか。幼少期は体格に恵まれず、プロには向いていないと言われた大学時代、そしてNBAの3ポイント成功率歴代1位となるまでを追う。

本作は多くのスポーツ系ドキュメンタリーと同じく、キャリア初期の貴重映像や近しい人々の証言、コーチやチームメートのインタビュー、本人のコメントで構成されている。カリーが歩んできた軌跡を辿ることで、その人間性やアスリートしての矜持、成功までの努力を知ることができるはずだ。

とくに母校デイビッドソン大学のコーチたちの証言は興味深い。カリーが弱小カンファレンスにとっていかに大きな存在となったか、ウォリアーズ加入後の活躍と比較してみても面白いだろう。