「今後もできる限りチームに帯同し、サポートするつもりだ」
クリスタプス・ポルジンギスがワールドカップ出場を取りやめることになった。彼は自身のSNSで、足底筋膜炎が長引いていることを理由に挙げている。
「僕自身とラトビア代表のファンに対して大きな責任を感じているけど、ワールドカップに出場しないことを決めた。この数週間、治療と検査を続けてきたけど、完全な状態でコートに立つことができない。これは代表とセルティックスが共同で決めたことだ。簡単な決断じゃないけど、僕は今後もできる限りチームに帯同し、サポートするつもりだ」
ポルジンギスは今オフ、ウィザーズとクリッパーズを含む3チーム間トレードでセルティックスに移籍している。ニックス時代に膝の大ケガを負い、その影響から昨シーズンにようやく抜け出し、優勝候補のセルティックスへの移籍で勝負のシーズンを迎える。
ラトビア代表にとってポルジンギスはダービス・ベルターンズとの2人しかいないNBAプレーヤーであり、攻守に代えの利かないエースだけに、その離脱は大打撃となる。しかしセルティックスにとっては、マーカス・スマートを放出してまで獲得したポルジンギスが開幕に向けて治療とリハビリを優先させ、コンディションを整えるのは朗報となる。
セルティックスのトレーニングキャンプ開始は9月下旬で、10月上旬からプレシーズンが始まる。ポルジンギスにとって、ギリギリまで出場の可能性を探ったワールドカップに出られないのは悔しいだろうが、ケガの多い選手というレッテルを返上し、NBAのスター選手へと返り咲くために、今は我慢するしかない。