ウィルト・チェンバレン

1972年のニックス戦で着用した貴重なユニフォーム

1960年代から1970年代にNBAを席巻したスーパースター、ウィルト・チェンバレン。彼が1962年に達成した1試合100得点は前人未到の大記録であり、あのコービー・ブライアントのキャリアハイとなる81得点をもってしても遠く及ばない。そんなチェンバレンがかつて着用したユニフォームが、アメリカの大手オークション会社サザビーズにより出品されることが決まった。

今回出品されるユニフォームは、1972年5月7日に行われたレイカーズ対ニックスのファイナル第5戦で着用したもの。この試合でチェンバレン率いるレイカーズはニックスを114-100で下し、見事に優勝を飾っている。NBA屈指のレジェンドが、文字どおり歴史的な一戦で着用したユニフォームというだけあって注目度が高く、落札予想価格は400万ドル(約5億7,000万円)にのぼる見込みだという。

チェンバレンのユニフォームは以前もオークションに出品されており、この時の落札価格は179万ドル(約2億6,000万円)だった。しかし今回出品されるユニフォームは、チェンバレンのメモラビリア(記念品)のなかでも最も価値があるといわれており、予想価格を上回る金額で落札される可能性もある。

この注目のオークションは8月28日にスタートし、9月27日まで入札が受け付けられる予定。オークションに入札できる猛者はもちろん、どこまで入札額が釣り上がるのかNBAファンにとって目が離せない1カ月になりそうだ。