折茂武彦

写真=B.LEAGUE

48歳でも勝負強さは衰えず「すべての方に感謝」

レバンガ北海道の折茂武彦は今日のシーホース三河戦で国内トップリーグ通算1万得点を達成した。通算9000得点を記録したのは2016年11月28日の千葉ジェッツ戦。それから約25カ月で1000得点を積み上げて、1万の大台に乗せた。「1万得点のシュートは第4クォーターの大事な場面で、自分なりにしっかりと決めきれたと思います」と、折茂は試合後に語っている。

「この記録は常々お伝えしていますが、自分が得点を取るためには試合に出ていなければなりませんし、パスをもらわなければシュートも打てないわけで、これまでかかわったコーチやチームメート、すべての関係する人たちのお膳立てがあって達成できた記録であると思っているので、すべての方に感謝したいです」

この日はウイングアリーナ刈谷でのアウェーゲーム。試合後のセレモニーで、対戦相手の選手の通算記録を祝ってくれた三河のファンにお礼を述べた後、折茂は自分を支えてくれるファンにあらためて感謝の気持ちをこう語った。

「ここまで現役を続けて来ることができたのは、どんな時でも変わらず応援し続けてくれたブースターの皆さんのおかげだと思っています。苦しかった時、もうやめようかと悩んだ時、常に味方でいてくれた皆さんが、いつも前向きな言葉をかけてくれました。26年のキャリアの中で、トヨタ時代から変わらず応援してくれている方も、北海道に来た時から応援してくれている方も、本当に自分が一歩足を動かす原動力になっています。今後も変わらず、背中を押してくれる存在でいていただければありがたいです。今日は本当にありがとうございました」

48歳の『生きる伝説』折茂武彦はまだまだ健在。記録更新はまだまだ続きそうだ。