「沖縄は私の日本のバスケットボールとの経験を始めた特別な場所」

琉球ゴールデンキングスは、先月引退を発表したアンソニー・マクヘンリーと2023-24シーズンのアシスタントコーチ契約を結んだことを発表した。また、2008年から9シーズンに渡って活躍したマクヘンリーの貢献に敬意を表し、琉球在籍時の背番号「5」を永久欠番にすることも発表している。

アメリカ出身、40歳のマクヘンリーは202cm101kgのパワーフォワード兼センター。ジョージア工科大を卒業後、イギリスでキャリアをスタートさせると、アメリカでプレーした翌年の2008年にbjリーグ時代の琉球に加入した。琉球には2016-17シーズンまで在籍し、ファイナルズMVPやレギュラーシーズンMVP、ベスト5など数多くの賞を受賞するなどクラブの躍進に大きく貢献した。2017-18シーズンに信州ブレイブウォリアーズに移籍後も同クラブのB1昇格の立役者となるなど、常に中心選手として活躍。昨シーズンは出場した54試合中33試合に先発し、平均26.3分のプレータイムで10.8得点、7.2リバウンド、3.5アシスト、1.4スティール、1.2ブロックとオールラウンダーぶりを発揮していたが、シーズン終了後に現役引退を発表した。

琉球はマクヘンリーのアシスタントコーチ招聘にあたり、「キングスのカルチャーを築いてきたマクヘンリー氏と再び共に戦えることを大変嬉しく思います。マクヘンリー氏の指導とサポートにより、チームがさらなる成長と成功を遂げることを楽しみにしています」と期待を寄せている。

マクヘンリーもアシスタントコーチ契約に関して、クラブを通じて次のコメントを発表している。「咋シーズンを終えて現役選手を引退し、引退後について考える時間を作ることができました。選手としてコートを離れた後、ここ沖縄に戻って来られるとは思ってもいませんでした。ここ沖縄は私の日本のバスケットボールとの経験を始めた特別な場所です！ キングスという球団には、これからの数々の勝利と成功を収めるための機会を与えていただき、心から感謝しています。また、最高の選手たちから学べる機会を楽しみにしています」