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今後のチームを支える有望選手を多数擁するレイカーズ

レイカーズのジュリアス・ランドルは、その豪快なプレースタイルから『The Beast』の異名を持つ。だが、チームメートのディアンジェロ・ラッセルの見方は異なるようだ。

レイカーズのパワーフォワード、ジュリアス・ランドルは、1月3日のグリズリーズ戦で19得点14リバウンド11アシストをマークし、キャリア3回目となるトリプル・ダブルを記録した。

その豪快なプレースタイルから『The Beast』の異名を持つランドルだが、チームメートのディアンジェロ・ラッセルは、パワーやエネルギッシュなプレーよりも、ランドルのパス能力に注目しており、「ジュリアスはパスを優先するタイプだ。チームが連続してシュートを決め始めると、しきりに自分たちにボールを出すようになる。今後はもっとトリプル・ダブルを記録できるはずだ」と『Laker Nation』にコメントした。

レギュラーシーズン序盤戦にはウォリアーズを撃破し、予想外のスタートダッシュに成功したレイカーズも、その後は他チームとの地力の差が出始めてじわじわと後退。現在は13勝25敗でカンファレンス12位に沈んでいる。

それでも、今シーズンはコービー・ブライアント引退後の1年目であって、指揮官ルーク・ウォルトンを中心に再建の第一歩を踏み始めたばかりであることを忘れてはならない。

そんなレイカーズには、ランドルの急成長だけでなくプラス材料が多い。2年目のラッセルには司令塔としての貫禄が備わってきた。3年目のジョーダン・クラークソンはシックスマンとして開花しつつある。そして大物ルーキーのブランドン・イングラムはNBAを代表するスター選手ケビン・デュラントの新人時代と比較されるほどのプレーを見せている。

今後のチーム作りの軸となる選手が成長する『ヤング・レイカーズ』は、正しい方向に進んでいると見ていいだろう。タレントは揃いつつある。チームとしてのアイデンティティを新たに確立すれば、再びレイカーズに光が当たるはずだ。その中心にはリーグを代表する『トリプル・ダブル・マシーン』と化したランドルがいるかもしれない。