アンソニー・エドワーズ

ワールドカップへ意気込み「僕を次のレベルへと引き上げてくれるモノになる」

ティンバーウルブズのアンソニー・エドワーズは先日、5年間で最大2億6000万ドル(約360億円)となるマックス契約での延長に合意した。プロ3年目の昨シーズン、79試合出場でともに自己ベストとなる平均24.6得点、5.8リバウンドに加え、4.4アシストを挙げ、初のオールスターにも選出と大きくステップアップした。今回の大型契約により、名実ともにチームの顔となった。

現地10日、エドワーズは現在行われているサマーリーグの開催地ラスベガスでクリス・フィンチヘッドコーチ、ティム・コネリーバスケットボール部門代表とともに記者会見に出席した。「僕を信頼してくれるこの組織に感謝したい。さぁ、仕事をしよう! 僕が言いたいのはこれだけだよ」

このように会見でまず語ったエドワーズは、カール・アンソニー・タウンズ、ルディ・ゴベアと自身を中心とした新シーズンの戦いに自信を見せる。「チームメートがしっかり準備をしてプレーしてくれることを分かっている。僕はチームのために100%を尽くす。僕たちは楽しんでプレーできるだろうね」

エドワーズは2シーズン続けてのプレーオフ1回戦敗退からの上位進出に向け、冒頭でも言及した信頼の大切さを語る。「最もワクワクするのは僕たちが若いこと。僕たちはたくさん成長できるし、素晴らしいコーチとGMを信頼している。そして2人が僕たちを信頼してくれる限り、素晴らしい結果を残せるはずさ」

また、エドワーズは、あらためてチームとして戦っていくことの大切さを強調する。「僕たちは素晴らしい選手たちが集まったグループだ。この夏を通してたくさん成長していくつもり。ファンは僕だけでなく、チーム全員を信用してくれている。僕1人では何もできない。すべてはチームで戦うことが大事なんだ。僕たちはチームとしてまとまっている」

そして、今夏のワールドカップにアメリカ代表として出場するエドワーズは「(ワールドカップ出場は)素晴らしい機会だ。僕を次のレベルへと引き上げてくれるものになる」と意気込んだ。プロ入りから着実にステップアップしているエドワーズだが、さらなる成長に欠かせない人間力も備えていることを示す今回の会見だった。