片峯監督「この活動が自分を変えてくれたと思うようなプロジェクトであってほしい」
2020年に10年計画でスタートした「GLOBALLERSプロジェクト」が4年目を迎えた。将来のNBA選手輩出を目指して、世界と勝負できるBALLERの留学を支援する取り組みが海外遠征に向けて動き出した。関西、九州、関東のトライアウトにより14名が選抜され、「TEAM
GLOBALLERS」4期生は国内遠征「GLOBALLERS CAMP」を行なった。4月の関東キャンプでは、プロジェクトをサポートしているadidasによるストレングストレーニングや、ゲストによる英会話レッスン、外国籍コーチによるワークアウトをこなして、選手達はコミュニケーション力を上げた。またインターナショナルな選手達がいるYokohama International SchoolやTOKYO SAMURAI U18と練習試合を行った。そして、5月には高校バスケ界のトップレベルの選手達が集結する福岡の地、福岡大学附属大濠高校、福岡第一高校にてゲームを中心とした合同練習を実施。ゲームは、アメリカのシチュエーションを考えた形として、高校生に混ざって試合を行った。
キャンプを終えて、大濠高校の片峯聡太監督は「自分自身をしっかりアピールして、上のレベルにコールアップされるんだという気持ちで取り組んでいる選手たちが非常に多い。このプロジェクトを通じて、参加した選手たちが次のステージに上がった時に、この活動が自分を変えてくれたと思うようなプロジェクトであってほしい。」とコメントしている。また、GLOBALLERSプロジェクトのプロデューサーを務めるBANG LEEとMARUは「大きな課題が見えてよかった。自分の武器だったり、リーダーシップというところをもっともっと磨いていかないといけないと思った」、「GLOBALLERSの仲間で固まるのではなく、積極的に高校生の中に入っていく姿を見ることができて良かった」と振り返る。
7名中2名が中学2年生
そして、関東、九州キャンプを終え、トライアウトより選抜された14名のTEAM GLOBALLERSの中から、「TEAM GLOBALLERS JAPAN」としてアメリカに挑戦する選手7名が以下の通り決定した。7名中2名が中学2年生でメンバーに食い込んだこともトピックの一つである。
43 後藤正利 (GOTO MASATOSHI)
埼玉県 Tokyo SamuraiCATEGORY:中学3年生
4 恒岡ケイマン (TSUNEOKA KEIMAN)
京都府 KYOTO DREAMERS CATEGORY:中学3年生
45 大森来玖 (OMORI RAIKU)
神奈川県 横浜ビーコルセアーズU15 CATEGORY:中学3年生
54 越圭司 (KOSHI KEIJI)
愛知県 名古屋ダイヤモンドドルフィンズU15 CATEGORY:中学2年生
34 イヘツグットラックチネドゥ(IHETSU GOODLUCK CHINEDU)
神奈川県 Boogie’s Basketball School CATEGORY:中学2年生
41 片岸将人 (KATAGISHI MASATO)
石川県 美川中学校 CATEGORY:中学3年生
44 須田拓 (SUDA TAKUMI)
岩手県 江刺第一中学校 CATEGORY:中学3年生
※順不同
今後の予定として、GLOBALLERS JAPANの7名は9月15日~9月26日にロサンゼルスへの海外遠征が決まっている。プロジェクトのキャッチコピーでもある「TO THE NEW PATH(新しい道へ)」を胸に、スカラシップ(奨学金)獲得を目指して海外にチャレンジする選手達に注目したい。