フォックスと一緒にワークアウトを実施「本当によくしてくれる」
NBAは先日にサマーリーグが開幕。サマーリーグはルーキーに加え、NBAで実績を残していない若手選手たちが切磋琢磨していく舞台だが、現地3日に行われたキングスvsウォリアーズでは、キングスのキーガン・マレーが出場して大暴れした。
昨年のドラフト全体4位指名でキングスに加入したマレーは、1年目から不動の先発フォワードを務めると、80試合に出場し平均12.2得点、4.6リバウンドと活躍。即戦力ルーキーとして、チームの2006年以来となるプレーオフ進出に貢献した。すでに主力として確固たる地位を得ているマレーは、サマーリーグへの出場を見送ってもおかしくない立場だが、彼はウォリアーズ戦で30分49秒出場し、29得点を挙げる活躍で周囲との格の違いを見せつけた。
プレーオフ1回戦でウォリアーズに3勝4敗で敗れて以来の実戦となったマレーは、30分以上のプレータイムについて予定通りだったと語る。「コーチから今日は多くの時間プレーすることになると言われていた。コート上でチームメート、特に新しい選手たちを引っ張っていくことを意識していたんだ」
また、マレーは「コート上で、プレッシャーを受ける状況になった時でもボールを運んだり、ハンドラーの役割を担うことを心がけた」と言い、まずまずの手応えだったと続けた。
「ボールハンドリングについての感触は良かったし、積極性を出してプレーできたと感じているよ。スタッツについては気にしていない。プレッシャーを受ける中で、どうプレーできたかは数字には出てこないからね。僕はいろいろな面で成長しなければいけない。それぞれの試合で異なるプレーをしていくつもりだよ」
2年目のさらなる飛躍に向け、現在のマレーはフィジカル強化に取り組んでいる。「シーズン終了から8ポイント(約3.6キロ)増量した。そのおかげでボールハンドリングがやりやすくなっている」と、その成果が早くも出ているようだ。
そしてキングスの大黒柱であるディアロン・フォックスと、一緒に練習を行ったことでいろいろと得たものがあったと明かした。「オフになってからのこの2カ月、僕たちは一緒にトレーニングをしてきた。フォックスは本当によくしてくれるんだ。彼は多くの選手と一緒にワークアウトしている訳ではない。だから、彼と練習できているのはうれしいよ」
1年目から上々のパフォーマンスを見せながらもマレーに慢心は全くない。レベルアップに貪欲なマレーは、新シーズンのキングスにおいて、より重要な役割を任せられることになりそうだ。