「本来BREXがいるはずの位置に這い上がっていきたい」
宇都宮ブレックスが佐々宜央ヘッドコーチとの契約(継続)を発表した。
東海大出身、現在39歳の佐々ヘッドコーチは2009-10シーズンに日立サンロッカーズ(現サンロッカーズ渋谷)のアシスタントコーチに就任し、コーチングキャリアをスタートさせると、2013-14シーズンから3年間をリンク栃木ブレックス(現宇都宮ブレックス)のアシスタントコーチとして過ごした。翌シーズンに琉球ゴールデンキングスのヘッドコーチに就任すると2020-21シーズンから再び宇都宮に加入し、サポートコーチ、アシスタントコーチを経て、昨シーズンにヘッドコーチ就任した。また、キャリア序盤から日本代表のコーチングスタッフに選ばれ、昨年のワールドカップアジア地区予選Window2、3、4にも参加した。
佐々はクラブのリリースで以下のコメントを発表している。「今シーズンもブレックスの一員として、戦うことなり、新メンバーとともにチャレンジングな一年になると感じています。新シーズンも応援していただけるよう、よろしくお願いします、、、、、、と普通に言えないくらいの状況だと自分自身は、認識しています。昨シーズン、BREXがBリーグ史上、初めてCSを逃してしまった状況を作ってしまった、不名誉なコーチがまた来シーズンも指揮をとるということは、ゾッ!とする人も少なくないでしょう。本当にファンの方々に、歯痒い思いをさせてしまったと悔しい気持ちです。ただ、このような現状だからこそ、打破しよう(BREAK THROUGH)とする姿をお見せしたいと思っていますし、自分とともに戦ってくれるファン・チーム・フロント・スタッフ・選手に応えたい気持ちでいっぱいであり、本来BREXがいるはずの位置に這い上がっていきたいという強い思いです」
「新たにBREXに加わった選手たちの力は、説明する必要がないくらいだと思いますが、新コーチ陣の紹介を一人ひとりしたいくらい、素晴らしい力の持ち主たちが、自分と一緒に戦ってくれることも、とても心強く、自分自身も新たなバスケットが始まっていくことを楽しみにしています。新メンバーの選手・コーチの力が加わり、これまでのブレックスの選手・スタッフ、そして日本一のBREX FANが融合して、進化したBREX MENTALITYを表現していきたいと思っています。ファンの皆さまに会うのはもう少し先になりそうですが、どうか楽しみに待っていてください。See You Soon BREX NATION!!」
また、宇都宮は昨シーズンに秋田ノーザンハピネッツでアソシエイトコーチ、ヘッドコーチ代行を務めたケビン・ブラスウェルをアソシエイトコーチとして迎えたことも発表。ブラスウェルアソシエイトコーチは以下のコメントを発表している。
「宇都宮ブレックスの一員として活動できるシーズンが楽しみです。素晴らしい歴史があるこのチームで、優勝を目指してともに戦えることをとても楽しみにしています。過去2シーズン、ブレックスと対戦する中でブレックスの選手と佐々コーチのことをたくさん学び勉強しましたので、このチームにアジャストするのは難しくないと思います。今シーズンをとても楽しみにしていますし、この機会を与えて頂いたことを感謝しています。過去、私たちが宇都宮でプレーした時に経験したブレックスファンの皆さんのサポートは素晴らしかったので、皆さんの声援をアリーナで聞き、皆さんに会えることを楽しみにしています」