リーグきってのオールラウンダー、ロスコ・アレンは新潟から川崎に移籍
6月14日(火)から6月15日(木)15時までにリリースがあった移籍市場の動きをまとめる。
◆レバンガ北海道
退団
橋本竜馬
北海道で4シーズンプレーした橋本が今シーズン限りで退団する。今シーズンは36試合の先発を含む60試合で平均24分33秒出場とチームの中心として活躍。キャプテンシーと闘志あふれるプレーでチームを牽引した。なお、移籍先のクラブが決定しているため自由交渉リストには公示されない。
◆仙台89ERS
契約継続
澤邉圭太
2018−19シーズンより仙台に所属する澤邉は、今シーズン24試合の先発を含む55試合に出場し、激しいディフェンスやアグレシッブなアタックでチームに貢献した。
片岡大晴
プレータイムやスタッツこそ落としたものの、勝負どころでの3ポイントシュートなどスポットでの活躍が目立った。なお、2選手とも自由交渉リストに公示されてからの契約継続となる。
◆秋田ノーザンハピネッツ
契約継続
スティーブ・ザック
攻守にわたりチームの要として活躍を見せ、60試合の出場で平均10.6得点、11.0リバウンド、4.5アシスト、0.9スティール、0.8ブロックとオールラウンドにプレー。プレーエリアが広くオフェンスの起点となれる選手なので、来シーズンも活躍が望まれる。
◆千葉ジェッツ
契約継続
大倉颯太
11月末に負傷し、今シーズンは14試合の出場に留まったが、平均17分12秒のプレータイムで平均4.9得点、1.4リバウンド、2.8アシスト、1.1スティールと存在感を示していた。復帰時期は未定ではあるが、世代を代表するプレーヤーの再起に大きな期待がかかる。
◆アルバルク東京
契約継続
セバスチャン・サイズ
チームの大黒柱として平均15.1得点、9.1リバウンド、1.4アシスト、1.2スティール、1.2ブロックと大活躍。全60試合に出場し、欠場者が多かったチームを支えた。
平岩玄
35試合に出場し4分43秒と多くの出場機会を得たわけではなかったものの、ディフェンスやリバウンド、スクリーンなど体を張ったプレーでチームに貢献した。
安藤周人
エース田中大貴の欠場を補う活躍を見せた。プレータイムは昨シーズンと大きく変わらない中、平均得点は大きく伸ばし、シュートだけでなくプレーメーカーとしての役割も担った。
◆川崎ブレイブサンダース
契約
ロスコ・アレン
新潟アルビレックスBBから移籍。リーグきってのオールラウンダーは、シーズン終盤には7試合連続で20得点以上を記録するなど崖っぷちに立たされたチームを救おうと執念のプレーを見せた。川崎のバスケとどのように融合するか楽しみだ。
野﨑零也
ファイティング名古屋では不動の先発選手として攻守にわたり貢献した。3ポイントシュートを武器に、シーズン終盤の京都ハンナリーズ戦ではシーズンハイの21得点を記録。継続選手が多い川崎で、野﨑の活躍はチームの底上げに直結するはずだ。
◆三遠ネオフェニックス
契約継続
サーディ・ラベナ
Bリーグ初のアジア特別枠選手として三遠に加入したラベナは、早くも来シーズンで4年目を迎える。大野篤史ヘッドコーチ体制となった今シーズンは日本に来てから1番と言える活躍を見せた。オールラウンダーとしての力を発揮し、来シーズンも中核を担うことが期待される。
細川一輝
今シーズンは平均10.8得点とキャリア初の二桁得点を記録。3ポイントシュートはリーグで6番目に多い平均6.7本を試投しながら39.4%の高確率で成功させた。プロ4年目となる来シーズンはさらなる成長が期待できる。
◆シーホース三河
契約継続
角野亮伍
昨シーズンよりプレータイムを落としたものの、29試合の先発を含む57試合に出場し、持ち前のアタックと堅いディフェンスでチームを支えた。NBAでの経験が豊富な新ヘッドコーチのもと、アメリカに留学していた角野の経験は生きてくるに違いない。
契約
久保田義章
京都ハンナリーズから移籍。シーズン終盤こそ先発を外れていたものの、52試合に出場し27分42秒のプレータイムで平均10.4得点、6.3アシストとチームのオフェンスの中心を担った。ヘッドコーチが代わり新体制となる新天地・三河での活躍に期待だ。
◆名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
契約
佐藤卓磨
千葉Jでは30試合の先発を含む51試合に出場し18分56秒と中核を担った。フィジカルと機動力を生かしたディフェンスは名古屋Dのスタイルにフィットするのが容易に想像できる。層の厚いロスターの中でのプレータイム争いにも注目だ。
◆京都ハンナリーズ
契約
チャールズ・ジャクソン
横浜ビー・コルセアーズから移籍。3ポイントシュートやドライブが得意な選手が多数いるロスターを考えると、中で起点を作れるこれ以上ない選手と言えるだろう。献身的なプレーでリバウンド力にも優れており、インサイドプレーを一手に任せられる。
ラシード ファラーズ
千葉Jから移籍。今シーズンはケガも相まって、層の厚い千葉Jのロスターの中では多くの出場機会を勝ち取ることができなかったが、日本人ビッグマンとしての開花を願いたい。
◆大阪エヴェッサ
契約継続
橋本拓哉
主にセカンドユニットとして60試合に出場し、平均18分5秒のプレータイムを得た。昨シーズンよりもスタッツやプレータイムを落としたが、堅いディフェンスと勝負強いシュートでチームを救う場面も見られた。
◆佐賀バルーナーズ
契約継続
満原優樹
今シーズンは35試合の先発を含む60試合に出場し、平均14分55秒のプレータイムでチームのインサイドを担った。来シーズンもレイナルド・ガルシアを生かすためには活躍必須なプレーヤーと言える。
◆長崎ヴェルカ
契約継続
マット・ボンズ
59試合すべてに先発出場し平均22.5得点、10.6リバウンド、4.4アシスト、2.1スティール、0.3ブロックとオールラウンドに活躍。得点王、スティール王、B2のMVPを獲得した。B2リーグトップのボンズがB1でどれだけ暴れられるのかに注目だ。
契約
森川正明
横浜BCから移籍。横浜BCでは若手が多いロスターの中で、ベテラン選手としてコート内外で重要な役割を担っていた。長崎は設立3シーズン目でB1での経験値のないチーム。森川の経験がチームにポジティブな影響を与えるのは間違いない。