今シーズンは3.2得点、1.4リバウンドを記録

川崎ブレイブサンダースが6月8日、熊谷尚也の退団を発表した。

熊谷は195cm95kgのスモールフォワード。プロキャリアをスタートさせた栃木ブレックスで4シーズンを過ごした後、大阪エヴェッサへ移籍し、2019-20シーズンから4シーズンを川崎で過ごした。今シーズンは57試合中11試合で先発し、平均12.1分のプレータイムで3.2得点、1.4リバウンドを記録。なお、熊谷はクラブから継続のオファーがあったものの、アルティーリ千葉への移籍を決断した。

北卓也GMは熊谷について「熊谷選手は、高い身体能力から生み出される日本人離れしたプレーと器用さを活かして複数のポジションをこなせる万能選手として2019-20シーズンに加わってもらいました。通常時はもちろん、外国籍選手不在時にはその穴を埋める活躍をしてくれました。怪我に苦しんだ時期もありましたが、一日も早くチームの力になるために厳しく苦しいリハビリに真摯に取り組んでいました。2021年の天皇杯の優勝時は出場することが叶わずベンチからチームを支える形となってしまいましたが、翌年連覇を果たした際にはユニフォームの上から優勝Tシャツを着ることができて、本当にうれしそうな顔をしていたのが忘れられません。来シーズンも共に戦いたいと考えていましたが、本人の意志を尊重することになりました。熊谷選手の4シーズンにわたる貢献に感謝しています。今後の活躍を祈っています」とコメントを発表している。

熊谷はA千葉のリリースで以下のコメントを発表している。「この度、アルティーリ千葉に入団することになりました熊谷尚也です。迎え入れて下さったクラブ関係者の皆様ありがとうございます。そして、アルティーリ千葉ファンの皆様はじめまして、これからよろしくお願いいたします!まずは目標であるB1昇格を達成できるよう全力でチームの為に戦います。そして、新B1に向けて一緒に盛り上がっていきましょう!」