ファーストプレーで足を痛めたテイタムは14得点に終わる
東カンファレンスファイナル、セルティックスvsヒートの第7戦。
ホームのセルティックスはファーストプレーでジェイソン・テイタムが左足を痛めるアクシデントに見舞われてしまう。その後もテイタムはプレーを続けるが、足を気にしながらのプレーを強いられてドライブにキレがなく、アタックする数も少なく、最終的に14得点と本来の力を発揮できなかった。こうした状況でジェイレン・ブラウンとデリック・ホワイトを中心にオフェンスを展開するが、3ポイントシュートに当たりが来ずに得点が伸び悩んだ。
一方のヒートは一人に得点が偏らないバランスの良いチームオフェンスを展開。ジミー・バトラーとバム・アデバヨのタッチが上がってこない中、高確率で3ポイントシュートを沈めたケイレブ・マーティンがエース級の働きを見せ前半を52-41で終えた。第3クォーターは互角の展開となりセルティックスが25-24とわずかに上回ったが、ヒートは最終クォーター開始1分10秒で7-0と一気に走った。こうして主導権を握ったヒートは、残り7分を切った場面でアデバヨがフリースローを2本成功させ、点差を20の大台に乗せた。その後も危なげない試合運びでセルティックスを圧倒し、最終スコア103-84で完勝を収めた。
ヒートはバトラーが28得点7リバウンド6アシストを挙げ、マーティンは4本の3ポイントシュートを含む26得点に加え10リバウンド3アシストを記録した。最後までシュートタッチは落ちず、チームの3ポイントシュート成功率は50%を示した。一方のセルティックスはブラウンがチームハイの19得点を挙げたが、8本ものターンオーバーを犯し違いを作れなかった。そして、シリーズ後半に不良に陥った3ポイントシュートは42本中わずか9本の成功(21.4%)に終わり、シーズンが終了した。
なお、カンファレスファイナルMVPにはバトラーが選出されている。