アルバルク東京はカークを含む5選手が自由交渉に
5月24日(水)夕方から5月29日(月)15時までにリリースがあった移籍市場の動きをまとめる。
レバンガ北海道
契約継続
ナナーダニエル弾
北海道では2年目となった今シーズンは主に外国籍選手のバックアップを担い、52試合に出場して7分38秒のプレータイムだった。来シーズンも日本人ビッグマンとしてインサイドでの奮闘が期待される。
茨城ロボッツ
新規契約
ジェームズ・アンドリセヴィッチ スーパーバイジングヘッドコーチ
今シーズンにアシスタントコーチを務めたクリス・ホルムがヘッドコーチに昇格したが、アンドリセヴィッチがスーバーバイジングヘッドコーチとして招聘され指揮官を担う。アンドリセヴィッチは広島ドラゴンフライズでヘッドコーチ経験もあり、今シーズンは昨年12月までサンロッカーズ渋谷でアシスタントコーチを務めていた。
宇都宮ブレックス
新規契約
村岸航
今シーズンは練習生として宇都宮に所属していたが、来シーズンの選手契約を勝ち取った。2021-22シーズンはアイシンアレイオンズに所属し3.9得点、1.4リバウンド、0.4アシストを記録している。
契約継続
鵤誠司
今シーズンは60試合すべてに先発出場した不動のスタメンガードとしてチームを牽引。24分14秒の出場で6.2得点、2.6リバウンド、3.5アシストを記録。スタッツ以外にもディフェンスやゲームコントロールなど多岐に渡りチームを支えている。来シーズンで宇都宮7シーズン目を迎える。
群馬クレインサンダーズ
自由交渉
アキ・チェンバース
群馬所属2年目となった今シーズンは58試合中57試合に先発出場し、26分14秒のプレータイムを得てチームの中心として活躍していた。平均7.9得点と4シーズンぶりに2桁に届かなかったものの、リバウンドやプレーメーク、ディフェンスでも存在感を示していた。
アルバルク東京
自由交渉
藤永佳昭
岡本飛竜
笹倉怜寿
ジャスティン・コブス
アレックス・カーク
藤永はシーズン終盤こそケガによる欠場を余儀なくされたが、コブス欠場時には先発出場しチームを支えていた。岡本は練習生から12月に選手契約を勝ち取ると持ち前のディフェンスや3ポイントシュートで存在感を示したものの、安定的なプレータイムを得るに至らなかった。インジュアリーリスト登録の時期が長かった笹倉は、終盤には15分以上のプレータイムを得ていたものの、持ち前のスコアリング能力を100%発揮できたシーズンとはならなかった。日本で初めてプレーしたコブスはケガに泣かされ、シーズン中盤と最終盤に欠場を余儀なくされた。出場時にはオフェンスの起点として非凡な能力を発揮しチームを牽引した。6シーズンに渡ってA東京のインサイドを支えてきたカークが退団。ここ数シーズンは以前と役割も変わっており黒子役に徹する試合も多かったが、能力の高さは折り紙つきであるため新天地での活躍が期待される。
サンロッカーズ渋谷
新規契約
永吉佑也
3ポイントシュートも得意で代表経験もある日本人ビッグマンがSR渋谷に加入。今シーズンはライジングゼファーフクオカで24分47秒のプレータイムを得てチームの中心を担っていた。SR渋谷は同ポジションの井上宗一郎を自由交渉リストに公示していた。
川崎ブレイブサンダース
自由交渉
マイケル・ヤングジュニア
日本では初めてプレーすることになり12.2得点、5.3リバウンド、2.9アシストを記録したが、持ち味を100%発揮できたとは言えないシーズンとなった。シーズン最終盤にはケガの影響で帰国していた。
京都ハンナリーズ
新規契約
澁田怜音
京都はシュート能力とリーダーシップがある若手ガードを新潟アルビレックスBBから獲得。新潟では48試合の先発を含む57試合に出場し、25分51秒で平均6.4得点、1.2リバウンド、3.1アシストを記録。3ポイントシュートは2.9本の試投で37.7%と高確率で成功させている。ディフェンスにも定評があるだけに京都でのさらなる飛躍が期待される。
大阪エヴェッサ
契約継続
鈴木達也
木下誠
鈴木は移籍1シーズン目ながら、57試合に先発出場し22分40秒のプレータイムで5.2得点、2.1リバウンド、4.4アシストを記録。ベテランらしいゲームコントロールとボールマンへのプレッシャーディフェンスでチームに貢献していた。今シーズンで大阪2年目となった木下はセカンドユニットの中核を担い、攻守に渡りチームを支えた。2月の京都戦ではキャリハイとなる26得点も記録し、スコアラーとして力があることも証明した。
広島ドラゴンフライズ
新規契約
山崎稜
3シーズンを過ごした群馬から移籍に。今シーズンはキャリアハイとなる3ポイントシュート成功率43.9%を記録。同ポジションの辻直人が既に退団を発表しており、的確な補強がなされたと言える。
佐賀バルーナーズ
自由交渉
西川貴之
德川慎之介
中西佑介
西川は60試合すべてに先発出場し、平均14.6得点、2.4リバウンド、2.8アシストと活躍。特に得点はB2日本人選手の中で最多を記録した。プレーオフではMVPも獲得している。地元出身で今シーズンで3年目の在籍となった德川は44試合に出場し5分6秒のプレータイムを得た。中西はチーム創設時からのメンバーだが、今シーズンは6試合の出場に留まり、プレータイムを得られないシーズンとなった。なお、クラブは西川と德川と引き続き交渉すると発表している。
長崎ヴェルカ
自由交渉
山本エドワード
ディクソンジュニア・タリキ
ウィタカ・ケンタ
チーム創設時からベテランとして支えてきた山本は今シーズンに16分21秒の出場で平均4.1得点、1.1リバウンド、2.5アシストを記録。ディクソンジュニアは11月にインジュアリーリストに登録され、今シーズン9試合の出場で9分58秒のプレータイムに留まった。ウィタカは日本人ビッグマンとして主に外国籍選手のスクランブル時に出場し身体を張ったプレーでチームを支えた。