渡邊雄太

写真=Getty Images

結果が問われる場で今シーズン2度目のダブル・ダブル

Gリーグのメンフィス・ハッスルに所属する渡邊雄太が、12月19日にマンダレイ・ベイ・イベント・センターで行われた『ウィンター・ショーケース』でのラプターズ905戦で、20得点11リバウンド5アシスト3ブロックの大活躍を見せ、ハッスルが135-123で勝利した。

ラスベガスで開催されているGリーグ・ウィンター・ショーケースとは、4日間で27試合が開催されるイベントで、NBAの全30チームのスカウトが見守る中、Gリーグ全27チームが各2試合のレギュラーシーズン戦を行う。12月に開催されるのは初めてのことで、これにより10日間契約の解禁と2ウェイ契約の保証期間に突入する前に、NBAチームがGリーグの選手を査定することが可能となった。

すでにグリズリーズでNBAデビューを果たし、これまで3試合に出場している渡邊だが、この機会にアピールすることが求められる。迎えたショーケース初戦、渡邊はチーム最長に並ぶ35分出場し、2本中1本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール10本中4本、フリースロー12本中11本を成功させ、流石のスタッツを記録。果敢にドライブを仕掛けてチーム最多のフリースローを獲得した渡邊の攻めの姿勢からも分かる通り、ハッスルはペイント内の得点でラプターズ905を78-56で圧倒した。渡邊は、もうGリーグレベルには完全に対応できている。持ち味の守備の他、この日は今シーズン2回目のダブル・ダブルをマークするなど、攻守両面での活躍が当たり前になってきた。

ハッスルは、12月20日にもショーケースの1試合としてウィスコンシン・ハードと対戦する。明日の試合でも好パフォーマンスを披露し、NBAスカウトの評価を確実なものにしたい。