終盤に追いつかれるもフリースローで逃げ切り
B2プレーオフファイナル、佐賀バルーナーズvs長崎ヴェルカの第2戦。
長崎の3ポイントシュート攻勢と速攻を止められず先行された佐賀だったが、角田太輝と西川貴之の連続3ポイントシュート成功で9-0と走り一気に逆転した。その後、リードチェンジを繰り返す拮抗した展開となり、岸田篤生の3ポイントシュートで締めた佐賀が42-40とわずかにリードして前半を終えた。
第3クォーターに入ると、第2クォーターだけで11得点を挙げてオフェンスを牽引した角田が再び爆発。ドライブにディープスリーも決めて10得点を決めれば、2アシストも記録しオフェンスの中心として躍動した。角田の活躍により第3クォーター残り4分を切った場面でこの試合最大となる15点差をつけた佐賀だったが、ここから負けられない長崎の逆襲が始まる。
マット・ボンズが3点プレーで悪い流れを断ち切ると、ジェフ・ギブスがシュートファウルを獲得し、フリースローで繋ぐことで7点差まで詰めて第3クォーターを終える。最終クォーターには持ち味である速攻を連発してリズムをつかむと、狩俣昌也が連続で3ポイントシュートを沈めて76-78でオフィシャルタイムアウトを迎え、残り4分には狩俣のアシストからボンズのタップが決まり同点に追いついた。
その後、互いにシュートが決まらない我慢の展開となったが、すでにチームファウルが5に到達していた長崎からフリースローを多く誘発した佐賀がわずかに前に出て終盤を迎えた。佐賀の86-85で迎えた残り20秒、ファウルゲームで得たフリースローを角田が2本とも沈めた。そして、同点を狙った狩俣の3ポイントシュートが外れて勝負アリ。チェイス・フィーラーのフリースローで加点し、最終スコア89-85で勝利した。
第1戦に続き連勝を飾った佐賀がB2制覇を達成した。