Bリーグ

5月15日(月)夕方から5月18日(木)15時までにリリースがあった移籍市場の動きをまとめた。

レバンガ北海道
契約
小野寺龍太郎ヘッドコーチ

今シーズン2月からヘッドコーチ代行としてチームの指揮を執り、11勝13敗の戦績を残し勝率2割強だったチームを立て直した。信州ブレイブウォリアーズや山形ワイヴァンズなど過去4チームでヘッドコーチ経験があり、来シーズンの躍進に期待がかかる。

茨城ロボッツ
契約
山口颯斗
トーマス・ケネディ
中村功平

山口は今シーズンは54試合の先発を含む59試合に出場し、22分46秒のプレータイムで8.4得点3.5リバウンド1.6アシストを記録した。サイズと機動力を兼ね備えたウイング選手としてプロ3年目となる来シーズンもさらなる成長が期待される。ケネディはシーズン終盤にプレータイムを減少させていただが、出場すればしっかりスタッツを残す手堅さを見せていた。Bリーグ開幕以降、初めて出場時間が10分台で平均得点も9.7と2桁に届かなかったものの、貴重な帰化枠選手として来シーズンも活躍が見込まれる。中村はリーグの中でも成長した選手の1人と言える活躍を今シーズンに見せた。プレータイムも得点も倍増し、茨城の中核を担った。特に3ポイントシュートはチームの武器となり、群馬クレインサンダーズ戦では8本を成功させてキャリアハイとなる30得点を記録した。

サンロッカーズ渋谷
自由交渉
西野曜

契約解除にて自由交渉入り。今シーズンは13分34秒のプレータイムで5.1得点とキャリアハイとなったものの、ポテンシャルを考えればさらなる活躍が望める選手だ。サイズと機動力は規格外のものがあるため、来シーズンの飛躍に期待したい。なお、チームは交渉を続けると発表している。

川崎ブレイブサンダース
自由交渉
マット・ジャニング
熊谷尚也
前田悟

ジャニングは日本で2シーズン目となったが、開幕節で負ったケガの影響で長期離脱を余儀なくされ、24試合の出場に留まった。出場した試合では持ち前のスコアリング能力を発揮し、相手チームからアドバンテージを取って川崎のオフェンスの核を担っていた。熊谷はクラブから継続のオファーがあったが本人の希望で自由交渉リスト入りに。直近3シーズンのプレータイムやスタッツは大きく変わらないものの、ベンチスタートでの出場が多かったため、より活躍の場を求めている様子。川崎で2シーズン目となった前田は日本人スコアラーとして成長が期待されたが、大きくスタッツを伸ばすことができず。特にジャニング欠場時の代役として期待されたが出場機会を増やすには至らなかった。

富山グラウジーズ
自由交渉
ファイ・サンバ

59試合に出場し、14分35秒のプレータイムで4.2得点2.3リバウンド0.9アシストを記録。貴重な帰化枠選手であるが、他のインサイド選手が欠場した際やファウルトラブル時のスクランブル要員としての出番が多かった。

信州ブレイブウォリアーズ
契約
勝久マイケル ヘッドコーチ

集大成として臨んだ就任5シーズン目だったが、ケガ人が多発し、29勝30敗とチャンピオンシップ進出は叶わなかった。それでも、明確な信州スタイルを打ち出し、B1昇格3シーズン目にしてリーグトップクラスまでのディフェンス力を仕上げた。さらなる勝ち星の積み上げが期待される。

三遠ネオフェニックス
自由交渉
アイゼイア・ヒックス

ケガで欠場する時期があったものの、シーズンを通じて攻守に渡り三遠を牽引した。オールラウンドに活躍できる能力の高さに加えて、シーズンハイは42得点と爆発力があるところも示した。なお、チームは引き続き交渉すると発表している。

シーホース三河
自由交渉
アンソニー・ローレンス二世

リーグにインパクトを与えた昨シーズンに比べると持ち味を発揮したとは言えないシーズンとなった。1月にインジュアリーリスト登録され3カ月以上に渡り戦線離脱。最終盤に4試合出場したものの、存在感を示すことはできなかった。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
契約継続
菊池真人
中東泰斗
中務敏宏
張本天傑
坂本聖芽

菊池は終盤にケガで離脱を余儀なくされたが、外国籍選手のスクランブル要員として仕事を全うした。来シーズンも変わらぬ役割が期待される。中東は欠場者の多かったチーム事情でガードを任される試合もありユーティリティな活躍を見せた。名古屋D一筋で来シーズンで10シーズン目を迎える。中務はチーム最年長のベテラン選手としてチームを支えた。試投数こそ多くないものの3ポイントシュートは42.6%と高確率を記録している。張本はケガで離脱する時期もあり34試合の出場に留まったものの、セカンドユニットの要として貢献。攻守に渡りチームを支える実力を示した。ルーキーシーズンとなった坂本は、齋藤拓実と伊藤達哉が欠場した試合でも安定したプレーを見せて評価を上げた。来シーズンはさらなる活躍が期待できる。

京都ハンナリーズ
契約継続
マシュー・ライト

初めて日本でプレーした今シーズンは、シューターとしての能力の高さを示し3ポイントシュートを38.1%の高確率で成功させて京都の得点源となった。シュートだけでなく、ハンドラーとしても長けており、プレーメーカーの役割も担ってオフェンスの中心としてチームに貢献した。