前田「このチームでプレーさせてもらったことは大きな財産」

川崎ブレイブサンダースは、熊谷尚也と前田悟が自由交渉選手リストに公示されたことを発表した。

熊谷は、195cm95kgのスモールフォワード。プロキャリアをスタートさせた栃木ブレックスで4シーズンを過ごした後、大阪エヴェッサへ移籍し、2019-2020シーズンに川崎と契約した。今シーズンは、57試合中11試合で先発し、平均12.1分のプレータイムで3.2得点、1.4リバウンドを記録した。川崎は、2023-24シーズン契約継続のオファーをしており、本人の希望により自由交渉選手リストが公示された。

前田は、192cm88kgのシューティングガード。大学4年時に富山グラウジーズの特別指定選手としてデビューし、2019-20シーズンに富山と正式選手契約をした。コロナウィルス感染症の影響でシーズンは中断となったものの活躍が認められ新人賞を受賞。2021-22シーズンに川崎と契約した。今シーズンは、54試合中11試合で先発し、平均14.1分のプレータイムで4.9得点、3P成功率32.1%、1.4リバウンドを記録した。川崎との契約は6月30日をもって満了となる。

前田は、クラブを通して「サンダースファミリーの皆さま、スポンサーの皆さまをはじめ、サポートしてくださった皆さまに感謝致します。2シーズンありがとうございました! チームの目標であるリーグ優勝という目標は達成することができませんでしたが、天皇杯優勝も経験させてもらいこのチームでプレーさせてもらったことは大きな財産になりました。来シーズンは他のチームでプレーすることになりましたが、成長した姿を皆さんに見せれるように精進します。2シーズン本当にありがとうございました! 」とコメントをしている。

また北卓也GMはクラブを通して、以下のコメントをしている。「2シーズンという短い期間でしたが、前田選手が川崎でプレーしてくれたことに感謝しています。移籍して1シーズン目から、川崎のプレースタイルへの対応や負傷の影響で、自身としても納得のいくパフォーマンスができない時期があったのではと思います。それでも本当に真摯にバスケットボールに向きあい、毎日ハードな練習を続けていた姿が印象に残っています。前田選手とともに、天皇杯2連覇を成し遂げることができたのは本当に嬉しい思い出になりました。そして今シーズンの最終盤では、キャリアハイとなる3Pシュート8本成功、28得点という結果を残した姿も目に焼き付いています。試合により出場したい本人の気持ちが強く、クラブとして非常に残念ではありますが、これからさらに研鑽を続けて、名実ともに日本を代表する選手になってほしいと思います。今後の活躍を祈っています」