序盤からエンジン全開で走り続けた福岡第一が『インターハイ王者の貫禄』で県立広島皆実を撃破

2016/12/26
プレーヤー
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文=丸山素行 写真=小永吉陽子

前日の辛勝を教訓に、インサイドとトランジションで圧倒

『JX-ENEOSウインターカップ2016』は4日目を迎え、好カードが続いている。インターハイ王者の福岡第一(福岡県)が県立広島皆実(広島県)と対戦した。

昨日の初戦、中部大学第一(愛知県)相手に大苦戦を強いられた福岡第一。「昨日は負けたような試合」と表現した井手口孝コーチは「相手を意識しすぎて、ああ守ろう、こう守ろうとなってしまった」と辛勝を振り返った。

その教訓を生かし「相手よりも一生懸命戻ることや、走ることなど自分たちのやるべきことをやろう」を選手に指示して今日の試合に臨んだ。その言葉通り、序盤からエンジン全開で県立広島皆実に襲いかかる。重冨友希と重冨周希がコートを縦横無尽に走り回り、速攻を連発する。

インサイドでも高さのアドバンテージをきっちりと生かす。中でも蔡錦鈺はタイムシェアで短いプレータイムの中、10本すべてのシュートを成功させ、23得点11リバウンドの活躍を見せる。

前半を終えて48-23と大量リードを奪い、後半はスターターを休ませながらの戦いに。第4クォーターに県立広島皆実が意地の反撃を見せるも、福岡第一はベンチメンバーで試合を乗り切った。

井手口コーチ「市立船橋との試合はかけっこ勝負」

昨日の接戦の影響について聞かれた井手口コーチは「子供たちもどこかに(疲れが)溜まってきてると思うのでプレータイムをシェアできたのはすごく良かったと思います」と話す。

明日はアップテンポなバスケットが持ち味の船橋市立船橋との対戦。キャプテンの重冨周希は「固いディフェンスで守って、簡単なブレイクを出す。その中から違いをプレーに発展させ、足を止めないバスケットをしていきたいです」と意気込んだ。重冨友希も「スピードの部分では自分たちが上回っていると思う」と前置きし、「ドライブから点数を取って、走り勝ちたい」と語る。

インサイドの要である蔡錦鈺は赤穂雷太を要注意人物に挙げ、自身の強みを出したいと語った。「7番(赤穂)は身長が高いしスピードあるし、ガードもする。僕は1対1とアウトサイドシュートを頑張りたい」

井手口コーチは船橋市立船橋との戦いを「かけっこ勝負」と表現した。「真っ向勝負です。選手にはより走ってもらわないといけません」

大会5日目となる明日からは、メインコートで試合が行われ、雰囲気が一段と締まる。超アップテンポな試合展開が予想される福岡第一と船橋市立船橋との一戦は、東京体育館で13時20分ティップオフとなる。