カリーやデュラントとのマッチアップは実現せず
グリズリーズは敵地でウォリアーズと対戦。渡邊雄太はベンチ入りを果たし、11月14日以来にNBAのコートに立った。
マイク・コーンリーがケガでベンチ登録から外れたこの試合、グリズリーズは王者ウォリアーズ相手に苦戦を強いられる。持ち前のディフェンスで何とかウォリアーズの豪華攻撃陣を爆発させないようコントロールするが、課題のオフェンスが停滞。時間が進むごとにリードを広げられ、前半を終えて38-61と大きなビハインドを背負った。
後半になって多少持ち直すも、ウォリアーズ優位は動かせず。渡邉に出番が与えられたのは最終クォーター残り4分、86-102と敗色が濃厚となった場面だった。
残念なことに、渡邊がプレーに関与しないまま1ポゼッションを経たところで、ステフィン・カリー、ケビン・デュラント、クレイ・トンプソン、ドレイモンド・グリーンは勝ちを確信してベンチに下がり、彼らとのマッチアップは実現せず。それでも残り2分を切って、スクリーンを使って作った一瞬のチャンスを逃さず、迷わずに放ったジャンプシュートを沈めた。渡邊にとってはこれがNBAで初めてのフィールドゴールとなった。
その後にディフェンスリバウンドを押さえるとボールプッシュ。そのまま敵陣に入ってジャンプシュートを放つシーンもあったが、これは決まらず。2得点1リバウンドの結果に終わった。
グリズリーズはこれで3連敗。序盤戦は快調に勝ち星を伸ばしたが、シーズンが進んで故障者が出てくると層の薄さが結果に出るように。このチーム状況だと今後も渡邊にはプレータイムが与えられそうな雰囲気。強みである堅守を支え、ロールプレーヤーとしてチームに欠けた役割を補うことができるか。チームにとっては試練だが、渡邊にとってはチャンスだと言える。
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— Memphis Grizzlies (@memgrizz) 2018年12月18日