レイカーズ

前半に36-18のビッグクォーターを作ると、それ以降主導権を渡さず

NBAプレーオフ、ウォリアーズvsレイカーズのカンファレンスセミファイナル第3戦。ディアンジェロ・ラッセルの3連続3ポイントシュートで先行したレイカーズだったが、ステフィン・カリーやクレイ・トンプソンの3ポイントシュートを止められず、23-30で第1クォーターを終えた。

それでも第2クォーターに入ると、アンソニー・デイビスが前半だけで3ブロックとリムプロテクターとして機能したように、強固なディフェンスで反撃。第1クォーターは無得点に終わったレブロン・ジェームズがトランジションに3ポイントシュート成功と10得点を固めて逆転すると、さらにラスト1分半を8-0のランで締めくくり59-48で前半を終えた。

第3クォーターに入っても、確実にフリースローを獲得して得点を積み上げたレイカーズのペースが続く。10点前後のリードで推移する中、開始約5分にはドレイモンド・グリーンから個人5つ目のファウルを誘発しベンチへ追いやった。前半はフィールドゴールの試投数がなく、ディフェンスでも苦労していた八村塁だったが、パスコースを先読みしスティールに成功すると、そのままボールをプッシュしレブロンの速攻をアシスト。さらにディフェンスでもしっかりコンテストし、デイビスとともにインサイドの失点を防いだ。

主導権を握り、18点リードで最終クォーターを迎えたレイカーズはデイビスのアリウープが飛び出すなど6-0のランで早々に点差を20の大台に乗せた。残り8分にはようやくシュートチャンスが巡ってきた八村が得意のターンアラウンドシュートを沈めて初得点を記録。さらにその1分後にも、ショットクロックわずかな場面で3ポイントシュートを沈めた。その後も互いにベンチメンバーでの戦いが続き、このクォーターも41-29で上回ったレイカーズが127-97の快勝を収めた。

レイカーズはデイビスが25得点13リバウンド4ブロックを記録し、レブロンとラッセルが21得点で続いた。八村は16分のプレータイムでフィールドゴール3本中2本成功の5得点1アシスト1スティールを挙げ、出場時の得失点差は+2を記録した。これでレイカーズが2勝1敗でシリーズを先行している。