ジャマール・マレー

写真=Getty Images

「戦い、競い合うために十分なだけの選手が揃っている」」

シーズン開幕前の時点から、ナゲッツとラプターズは、東西カンファレンスの上位争いに絡むと予想されていた。だが、12月中旬の対戦が東西首位対決になると予想したのは、極めて少数派だったに違いない。

12月16日にペプシ・センターで行われた一戦は、13点のビハインド(57-70)を背負った第3クォーター終盤から、23-2の猛攻で逆転したナゲッツが95-86で勝利した。

今シーズンのナゲッツは、王者ウォリアーズ、東の優勝候補筆頭と予想されているセルティックスから勝利をあげている他、ラプターズとの2試合にも勝利し、シーズン・スウィープを達成した。

第4クォーターだけで15得点、試合を通じて19得点を決めたジャマール・マレーは、試合後「自分たちは、現状に満足していない」と語った。また、二桁得点差からの逆転勝利についても「まだ第4クォーターが残っていたし、時間は十分にあった。そこまでの点差ではなかったからね」と、続けた。

ナゲッツは、マレーの他、ニコラ・ヨキッチが26得点9リバウンド4アシストを記録。得点源のウィル・バートンとギャリー・ハリス、それからポール・ミルサップが負傷離脱中だが、5選手が二桁得点を記録し、勝利に貢献した。

指揮官のマイケル・マローンは、「負傷者が多いことで、我々と対戦するチームは勝てると思っているだろうが、そういうケースにはならない、ということを示せている」と、チームの力を誇った。「チームには、戦い、競い合うために十分なだけの選手が揃っている」

虎視眈々と上位を狙うウォリアーズ、サンダー、レイカーズらからのプレッシャーを受けながらも、首位をキープしているナゲッツ。その快進撃がいつまで続くのか、今後も西の上位争いから目が離せない。