「この時期、誰もが何かしらの問題を抱えているものだ。何も心配はしていない」
キングスのディアロン・フォックスは、ウォリアーズとのプレーオフファーストラウンド第4戦で左手の人差し指を亀裂骨折。しかし、現地26日に行われる第5戦にプレーする予定だ。
現地25日、フォックスはコンタクトなしの練習に参加した後、報道陣に対して「『もし』とか仮定の話はない。僕はプレーする」と表明した。この日のフォックスは、痛めた人差し指に添木のような器具をつけてシュートを打っていた。
今の状況についてフォックスはこう語る。「指につけているパッドがどんな感じで、シュートを打てるかどうかの確認をした。練習が進むにつれて、指の痛みがなくなってきた。普段通りにシュートを打てる気がしている。うまくいくと思うよ」
当初は第5戦の出場が困難との見方もあったが、フォックスはケガから1日が経過して腫れが引き、痛みも許容範囲になったことで次戦の出場に楽観的になれたと続ける。「僕はシュートを打てる。この時期、誰もが何かしらの問題を抱えているものだ。それが骨に関するものではなくても、みんなどこか痛めている。だから試合に出場するんだ。何も心配はしていないよ」
現在、フォックスはNBAのインジュアリーレポートで、クエッショナブル(出場できる可能性が約50%)に記載されている。マイク・ブラウンヘッドコーチは、第5戦で実際にフォックスがプレーをするためには、メディカルスタッフを含む様々なメンバーの合意が必要だと語る。
「(明日の出場について)彼がプレーをすることに同意し、私たちの医療スタッフ、チームドクターたちも同意しないといけない。これは共同での契約で、彼や私だけでは決断できない。私たち全員が同じ考えでないといけない」
このシリーズ、キングスはホームでの第1戦、第2戦を制したが、アウェーの第3戦、第4️戦に敗れ2勝2敗のタイに持ち込まれている。再びホームに戻る第5戦は、なんとしても勝って連敗を止め、シリーズ突破に王手をかける必要がある。そのためには、たとえ万全のコンディションではなくとも、ここまで4試合で平均31.5得点、7アシスト、6リバウンドを挙げているフォックスの存在は欠かせない。