ベスト8進出も終盤に反撃を受けた東海大、大倉颯太は「気迫が足りない」と反省

ベスト8進出も終盤に反撃を受けた東海大、大倉颯太は「気迫が足りない」と反省

2018/12/13

大倉颯太

文=丸山素行 写真=バスケット・カウント編集部

「東海は優勝に相応しいチームじゃないといけない」

秋のリーグ戦を制し、インカレでも優勝候補筆頭に挙げられる東海大がベスト8に進出した。だが昨日の九州産業大との試合では、一時20点の大きなリードを得るも終盤に反撃を受け、89-76と絶対的な強さを証明することはできなかった。

1年生で先発を務める大倉颯太も「目の前の一戦を大事にしていく中で、今日みたいなゲームは良くなかった」と反省する。「地方のチームには、やりにくさがあります。死に物狂いでやってくる感じがすごくて、僕たちにはそういう気迫が足りないなと感じたゲームになりました。自分たちもリバウンドやルーズボールへの意識はしてるんですけど、相手のほうがタフにやってきました。その部分では負けていたんじゃないかなって思います」

大量リードを奪ったことで油断が生じることはプロの世界でも起こる。それでも大倉が内容にこだわるのは、自身が所属するこの東海大バスケ部に誇りを持っているからだ。

「プレッシャーはないですけど、優勝しなきゃいけないという思いはどのチームよりもあります。東海シーガルスは優勝に相応しいチームじゃないといけないと思っていて、常に日本のチャンピオンでいなければいけない大学だと思うので」

リーグ戦の優勝を争った大東大が敗れる姿を見た直後の試合だっただけに、もっと危機感を持ち続けることが必要だった。それでも大倉は「これを2回戦で経験させてもらった。僕たちも危機感を持つことで40分間集中できますし、気持ちのブレが少なくなるんじゃないか」とポジティブに捉えつつ、この試合を教訓として優勝へと邁進する。

西田優大

西田「田中大貴さんが自分の理想の選手像」

大倉は課題を強調したが、チームにとって21得点を挙げた西田優大の復調は収穫だ。「リーグを通してあまりシュートが入らず、調子も良くなかった」という西田は、圧勝した新潟医療福祉大との初戦でも5得点と不発。それでも昨日の試合では4本の3ポイントシュートを沈め、フィールドゴール成功率も50%を超えてチームを牽引した。

シューターのイメージが強い西田だが、ディフェンスでの貢献も大きい。「ポジション的に相手のエースにつくことが多く、エースストッパーとして求められている部分もあって陸さん(陸川章監督)からもそう言われてます」

攻守両面での活躍が求められる西田は、Bリーグ屈指の2ウェイプレーヤーである東海大OBの名を挙げた。「ディフェンスもできてシュートもうまい、田中大貴さんのような選手が自分の理想です」

また昨日の試合では3年生の平岩玄を除き、下級生4人が先発に名を連ねた。そうした状況もあり、西田にはリーダーシップも求められている。「来年上級生になるというのもあって、リーダーシップは少しずつ出していけと言われています。積極的に声を出すことは意識しました」

得点にディフェンス、そしてリーダーシップと、求められる役割は多いが、西田がこれらを全うした分だけ、東海大の優勝が近づく。

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